三寒四温の好天に恵まれた4月19日、三重県鳥羽市本浦のやま栄渡船へカカリ釣りでチヌを狙って釣行した。最終釣果は、クロダイ29~42.5cm31匹。非常に満足した時間を過ごすことができのでリポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・チヌかかり釣りクラブC☆MAX橋本直)
やま栄渡船でカカリ釣り
初夏を思わせる陽気かと思えば、雨が降って寒くなる。春は三寒四温とはよくいったものだ。この時期の特徴だが、4月19日は正にいいタイミングの釣行となった。
海水温は上がってきているが、上下するため食いに即影響し、どうしても日むらや場所むらが出てしまう。タイミングよく釣行できれば食いが立ってエキサイティングな釣りが楽しめるが、当たりが悪いとエサ取りもいない。
場所は三重県鳥羽市本浦のやま栄渡船、ポイントは小田ノ浜。中潮で昼から上げてくるいい潮回りだ。砕いたアケミ貝を混ぜ込んだダンゴでしっかりポイントを作ってから、ボケを直下に落とし込む。着底と同時にアタリ。いつもはフグのアタリだが、ストロークの大きなしっかりとしたアタリで、クロダイがヒット。いきなり本命の登場だ。
本命続々ヒット
2投目はフグ、3投目は着底から少し間が空いてアタリ。これまた本命だ。その後はエサ取りばかりになったので、ダンゴ釣りに切り替えていく。早々にボラがダンゴをつつきだし、いい感じの展開になりそうだ。
シラサ、オキアミをメインに、エサ取りの状況を確認しながら釣りを組み立てていく。ポツポツとアタリを拾い、30cm台半ばのアベレージサイズのクロダイを午前中に10匹ほどスカリに入れることができた。
午後1時30分ごろに潮変わりを迎えるため、午前11時から午後1時ごろまではアタリが止まってしまったが、1時を過ぎたあたりからアタリが戻ってきた。ダンゴで釣れているときはダンゴで攻めていき、アタリが遠くなったら潮下にダイレクトに落とし込んでいく。この状況判断が功を奏し、潮下でもアタリを拾うことができた。
良型主体にエキサイティング
40cm超に30cm前後も交じるが、良型の占める割合が多い。潮が引くと水深は約4m。魚は掛けた瞬間にすごい勢いで走りだすが、ロッドのパワーを最大限に生かし、慌てず丁寧に、かつ大体なやり取りで確実にランディングに持ち込んだ。
午後3時を過ぎたころから潮がさらに動きだすと、魚の活性も一段と高くなった。ダンゴを切らさず、潮下に落とし込むパターンでアタリは頻繁にあり、どれもナイスサイズのきれいなクロダイ。丸々と太ったクロダイばかりなので、やり取りはスリリングだった。