釣具の捨て方を考えたことはありますか。当然のように一般ゴミに出して大丈夫なのだろうか?たとえば折れたロッド。これはよくなさそう……。今回は釣具の捨て方を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
釣具の捨て方を考える
まず、筆者の経験から語らせてください。これまで私は、釣具を、ジグヘッドなどは別にして、大掛かりなものは一度も捨てたことはありませんでした。しかし先日、部屋の掃除をしていて、ふと疑問が出来したのです。
「この折れたロッド、どうやって捨てればいいんだ?」と。
このサオ。実は、#1が折れてしまい、保証で修理したところ、思いがけず釣具店から私の手元に返ってきたものです。同じ修理は何度かしましたが、折れた部品が返ってくるのははじめて。それで残していたのですが、捨て方について、「どうすればいい?」
そのとき釣具店さんに言えば引き取ってもらえたのでしょうが、時すでに遅しです。
そして、折れたロッド以外にもまだまだある釣具ゴミ。捨て方をこの際調べてみました。以下、自治体により違いはあるでしょうが、筆者の住む大阪府での捨て方を例に挙げます。
サオはサイズによって粗大ゴミ
ロッドについては、「最大の径が30cm以内のもの、あるいは棒状で1m以内のもの」であれば、普通ゴミとして捨てることができるようです。最大の径が30cmとは、ライトゲームメインの筆者にとって考えがつきませんが、すっごいぶっといサオなんですね。
しかし私の場合、折れたロッドは、1mあるかないか。本当にこのサイズ感が微妙です。調べてみると、200円とか300円とか、それくらいの処理料金がかかる、粗大ゴミに分別されるようです。こうなると、当局に申し込んで、しかるべき日時に出さなければなりません。
まあ実をいえば、どうせ使うわけもない折れたロッド。もっと折って折ってコンパクトにしてしまえば、普通ゴミで出すこともできるのですが、私の気持ちのうえでそれは殺生でできません。
ところでテレスコロッドなどの小さいものであれば、何せ最大の長さ1m以内であれば捨てられるのだから、普通ゴミになります。へえ。
リールはどうやって捨てる?
次にリールです。リールも捨てなければならないタイミングがあるでしょう。
これは不燃ゴミで出すことができるようです。なんだかあっさりしていて、意外な感じがしますね。大型小型問わず、問題なし。しかし、バッテリーが充電式のものは粗大ゴミ扱いとなり、有料回収となることもあるようです。
しかしジャンクリールは結構ネットで売れたりします。私も一度消波ブロックに思いきりぶつけて正回転しなくなったリールをネットで出品しましたが、普通に売れました。今はバスプロの誰それが懐かしいリールについて語ってそのリールにプレミアがつくという事態も起きているので、オールドコレクションをお持ちの方は、処分する前に市場価値を調べてみてください。
その他消耗品の捨て方
ルアーなどは基本的に、「燃えるゴミ」となるそうで、要するに普通ゴミとして出すことができます。ラインなどもそうです。ただ、金属製のルアー(メタルジグなど)は燃えないゴミ、缶以外の金属の指定となるようです。
釣具店に相談するもよし
折れたサオや壊れたリールなど、ゴミのレベルとなるとダメですが、中古釣具店や引取りをやっているリサイクルショップに持っていくと、古いサオやリールやルアーは買い取ってもらえることがあります。
残念ながらそんなにいい値段がつくことはないのですが、他の釣り人の手に渡っていくことを考えると、悪い気分はしません。