長崎県が誇る絶海の孤島男女群島。そこはまさに磯釣りアングラーなら一度は行ってみたい憧れの聖地。今回はその男女群島での磯釣りの魅力を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター石田一聖)
男女群島へは渡船を利用
男女群島への釣行は渡船を使うほかに手段がない。男女群島へ案内する渡船屋さんを利用しよう。日程が決まればすぐ予約をした方が良いだろう。特にグレ釣りシーズンの冬場はキャンセル待ちの場合もある。
金曜日の昼に出港し金曜日の夜、土曜日の夜と2泊し日曜日の朝に回収なので実質2泊3日の釣りになる。その間もちろん風呂にも入れないのだから過酷な釣りとなる。またその工程を十分考慮した着替えや食料・飲料を準備することが必須だ。そんな過酷さを上回る魅力があるのが男女群島だ。
魚の数が違う
この男女群島の最大の魅力は何と言っても魚の数が違う。通常の釣り場と違いそこは魚の楽園。グレ、石鯛、クエ、青物など信じられないほど多数の魚が待ち構えている。昔に比べれば釣れなくなったと言われるが、今でも間違いなく男女群島は別格に釣れる。幻と言われている石鯛が入れ食いすることもあるのがこの島の魅力。
筆者も1日に最高で40cmオーバーのグレ50枚石鯛は25枚と通常ではあり得ない釣果を叩き出した。また得体の知れない大物も数知れず。竿を折られ道糸を飛ばされるような全く歯が立たない化物が潜んでいる。
至高のソロキャンプ
最近は陸でのキャンプが流行り出したがこの離島でサバイバル釣行はもはやキャンプと言っていいほどキャンパー兼釣り人にとっては魅力以外何ものでもない。最近はいろんな道具も増え様々な楽しみ方が出来るようになり一層楽しくなった。
陸でのキャンプにない魅力としては、釣った魚をその場で調理が可能な点。新鮮極まりないお刺身を食べることが出来るのもこの釣りならではの魅力。ただし昼夜釣れすぎてしまうと食事を摂るのも忘れて夢中になってしまうので、せっかく用意したキャンプ道具や食料がムダになってしまうのもしばしば。
釣れるのはもちろん楽しいが乱獲にならないよう節度を持って休憩しながら釣りをしよう。