3月2日、釣り場は熊本県天草市の通詞島、狙うはシーバスだったが、本命のシーバスはバラシで終了。かわりにシーバス狙いのワームにアオリイカがヒットする珍事があったので、リポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)
通詞島でルアーシーバス釣り
午後4時すぎには通詞島に到着して先端を目指すと懐かしいアジ釣りの人たちが。「お久しぶりでーす」「おぉ、兄ちゃん全然来なかったな」「いろいろ忙しくてサオを持つのも約3か月ぶりです」。最近の通詞島の話をしながら常夜灯がつくのを待つ。
6時すぎに常夜灯がつき、そこから常夜灯の光が強くなるのを待ってやっと釣り開始。「あ~、この感じひさびさ~、潮は左から右、この状態ではまだ出てこんな」。
ワームにヒットも?
すると右側の暗闇でアジの泳がせをしていた人に1kgクラスのアオリイカ。「この潮の感じは常夜灯周りにも今日来るんやないかな?」。すると1kg近いアオリイカが浮いてきた。すぐにエギを投げて応戦するが反応なし。すぐに諦めてシーバスにシフトチェンジ。
海面を見ていると小魚が……。7gの静ヘッドにワーム(イワシ)をセットしフルキャスト、10秒カウントしてリトリーブ開始。すると2投目にグンッ「ん?藻?」、グンッグンッ「来た!」。「ちょい待ち、シーバスか?」一瞬このワードが頭をよぎり、強めのフッキングからスイープにアワせる。
まさかの800gアオリイカ
「よーし乗った、え?」5~6m先に煙幕が……「グンッグンッ+煙幕=さっきのイカやん!」。ワームでたまに釣れるとは聞いたことがあるが初だ。バラさないように慎重に寄せてキャッチ。「お~、良型やん」800gほどのアオリイカだ。これにはアジの泳がせの人もビックリ。「おじちゃん、オレが一番ビックリしとるよ」。
その後、下げ潮に入り少数だがシーバスが浮いて来て応戦したが、4尾掛けて全バラシ……「まだまだ未熟だな」。寒さに耐え兼ねて11時には帰路に就いた。
<週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行/TSURINEWS編>
通詞島