今回は下田エリアへデイエギング出かけた模様をお届けしよう。エギンガー待望の春イカ開幕タイミングの考察の材料にしてもらえれば幸いだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野中功二)
下田でデイエギング
静岡県の伊豆では1月後半に入り黒潮の分流が沿岸部に掛かり、沖の水温は16度の表記。これなら、日中に良型のアオリイカが釣れる可能性も。
朝、起床して空を見ると凪。風予報は午前中北東3mで予報天候は曇天。午後からは西風の予報。というわけで、伊豆は下田エリアへ、アオリイカ狙いの陸っぱりエギングに出かけた。
ポイントへは上げ満潮潮止まりからの引き潮のタイミングに到着。潮が動き出すと思っての到着だったが、そこまで潮が動いてない状態だった。現場は時折風が巻き込む状況だが、前回よりは釣りやすく、潮はクリアな状況だった。
使用タックル
今回も使用タックルは、アサルトジェットタイプSSD90にエギは前回調子の良かった、アオリーQ3.5号を主軸にした。ラインは新素材のアーマードF+プロ0.6号風のある時には比重がありもってこいのラインだ、リーダーは根ズレに強いパワーリーダーFC2.5号を、リールはヴァンキッシュC3000での釣行だ!
潮流れず苦戦
12時に現場に到着、曇天という事もありケイムラからスタートと行きたいところだが、やる気の有るアオリイカならこのエギでサクッと釣れるだろうと予想。
EZ-Qキャスト喰わせ3.5号イソスジエビをファーストキャスト、ラインテンションを張るがフィーリングが違う感じがした。若干の波っ気に安定しない感じも手に伝わる。1投で見切り、早々に釣るために前回良かったアオリーQ3.5号ケイムラオリーブを装着。
エギ回収時に水面にベイトが確認できた。回収したエギを唇に当て確認したところ、前回より暖かい。しかし、沖を見ると「潮目」が無く潮が動いていない。エギをアオリーQフィンエース、ダートマスター、LQと交換するも反応がない。
潮の変化とらえてヒット!
1時間ぐらい悪戦苦闘していると、沖に出ていた波で出来た「泡」が右に移動し始めた。チャンスと思いエギをアオリーQ3.5ブルーボイルに!クリアーウォータで良いといわれているエギだ。ここの周辺のポイントでもクリアー系は実績のエギだ。
ロングロッドの特性の1つであるロングキャストで潮の変化のある付近を狙った。フォールカウントは25で底と仮定して、アクションを開始。ショートジャークを4回してからのテンションフォールを数回繰り返すと、フルキャスト付近から半分まで来たところでゆるんでいたラインが張り気味に。
竿を立てると何とも言えない違和感が手に伝わる。アワせると「グシ!」と重量感でが伝わり、掛かりどころも良く元気にジェット噴射だ!
アオリイカ2杯を手中
アベレージサイズだがアオリイカをゲットできた。取り込む途中で違和感のあるジェット噴射があった「もしや?追尾?」。再度、ジェット噴射のあった方のやや沖の同じ方向にキャスし同じアクションを4セット。
するとテンションフォールで、「ビーンッ」とラインに魚が触った様な振動が手に伝わってきた。「まさか?」と思ったが、軽くジャークを3回し、テンションフォールした瞬間、フォールしているエギが停止。サイズは大きくないが2杯目をキャッチした。
今回の釣行を振り返ると、潮目や潮の動きには注意が必要で、良いタイミングを見逃さず狙い撃ちできた。エギのカラーやエギの動きのフォローを考えたエセレクトは大切と痛感した。