大江(熊本県天草市)の磯で、イシガキダイの食いが活発。釣れる確率も高く、最盛期に突入した模様だ。10月24日に釣行した時の様子をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
大江のイシガキダイ釣り
大江のイシガキダイは秋から初冬がシーズン。ガンガゼをエサにしたブッコミ釣りで狙うのが一般的な釣り方だ。
例年だと9月ごろから見え始め、10月半ばには本格化するパターンが多いものの、今年はやや遅れて開幕。10月も後半になってようやく釣果が上向いてきた。
平均サイズ
型は1~1.5㎏が平均サイズ。時折2kg級が交じるうえ、2~3kgの本イシ(イシダイ)もくる。サイズ的には離島に比べると小さいが、脂が乗って丸々と肥えているのが特徴だ。
イシガキダイ釣りの仕掛け
午前5時半ごろ、釣り仲間の辻さん(熊本市)と一緒に黒瀬崎に渡った。辻さんはイシ物釣り3回目。これまで本命の釣果はなく、「今度こそは1尾釣りたい」と意気込む。
2人ともほぼ同じ場所に釣り座を構え、仕掛けの準備に取りかかる。海底は起伏が激しい岩礁のため、捨てオモリ式に。ハリは強固で刺さりのいい石鯛ワイヤーを選択し、ハリにエサをセット。
エサ
カンガゼの剣(トゲ)を切らずに丸掛けにし、まずは15mほどの深ダナから探りを入れた。
深ダナ反応なく浅ダナに
深ダナの置きザオでアタリを待つこと10分以上。全く反応がなく仕掛けを回収すると、ガンガゼがそのままの状態で残っていることから、今度は10m前後の浅ダナを攻めてみた。するとエサを軽く突くアタリが出始めた。
魚信は次第に大きくなり、ガツンガツンとサオ先を叩く。しかし、なかなか食い込まず、エサをチェックすると、芯まできれいになくなっている。ここでイシ物と確信し、手数を増やしていった。