メタルジグのフックについては、意見が分かれる。特にリアフックは迷いどころで、私も知見がないので、先日ジグを買った際、メーカーの人に電話して相談してみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
メタルジグのリアはトレブルがいい?
先日、スローアクションのメタルジグを購入した。パッケージの段階で気付かなかったのだが、このジグ、リアがシングルフック。最近爆裂に活性が高いサバに対して、シングルフックというのは心もとない気がして、付けかえようと思ったのだが、どうもサイズがわからない。「#6」とか言われるような、そういうフックのサイズだ。
筆者は、こういうときにはメーカーの人に電話してみることにしている。以前ロッドのことで相談したときに、かなり良心的なアドバイスがあったので、今回も電話をかけた。
以下はその会話の大体のものです。
筆者「メタルジグのことでお聞きしたいのですが」
オペレーター女性「承知しました。担当者におつなぎします」
少しして、男性の声が電話口に。
筆者「メタルジグのリアフックのことで相談したいのですが」
担当者さん「はい、どのようなことですか?」
答え「小さすぎるのはダメです」
さて、相談が具体的なところに入ってくる。
筆者「メタルジグのフック、リアフックがシングルなんですけど、トレブルフックにしたくて。ジグのウェイトは10gで、対象魚はサバとか小型青物やタチウオなのですが、サイズがわからないんです。#何番とか、詳しくなくて」
担当者さん「ああ。そうですね。あまり考えないことですけどね」
筆者「これくらい小さいジグだと、#7とかですか?」
担当者さん「いやそれは小さすぎます」
小さすぎますと断言されてしまった。そして、その次の言葉に驚いた。
担当者さん「メタルジグのフックは、魚にとってはヒレのようなものなので、あまり小さすぎてもアピールできなくてよくないんです。うかがった対象魚だと、#4をおすすめします」
さらに、念押しされるように、「ハリは大きいほど掛かりやすいですよ」と言われた。
筆者「へえ、そうですか。知らなかった。ありがとうございます。ちょうど手元に#4あったんで、よかったです。試してみます」
担当者さん「はい。また今後もよろしくお願いします」
とても丁寧なメーカーさんだった。しかも、「リアのフックは魚にとってはヒレのようなもの」という、プロのならではの知見、すごい情報も聞けた。あらためて、へえ、と唸る。ちなみに、私が交換しようとしていたサイズを比べると、かなり小さめのフックと、今回勧められた#4トレブルフックは、下の写真くらいの違いがある。
「リアのフックは魚のヒレ?」
以前、ルアーフィッシングに関する動画を見ていたときに、「メタルのトレブルフックは必ずつけた方がいいです。キャッチ率が違います」というプロのアングラーがいて、ねじまがった根性の私はこれを、「ロストさせてまた買わせるためだろ」と思っていたのだが、そうでもないらしい。
まさか「魚のヒレのようなもの」というアピール面での意味もあったとは。
しかし、このメーカー純正の10gメタルについているトレブルフックと比べると、正直今回交換してみた#4はデカすぎるような気がする。下の写真のようになった。
でもまあ、釣ってみないとわからない。