釣友の京田君と通詞島へシーバス釣りに行ってきた。が、シーバスの渋さに痺れ、鬼池へ移動しエギングにチェンジ。ド派手カラーのエギに、良型アオリがヒットした釣行をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)
通詞島でシーバス狙い
当日の通詞島(熊本県天草市)は、風もそよ風程度で夕方にはうっすらと月も出ていた。午後6時に釣り場到着。タックルを組み、常夜灯が点灯するのを期待しながら待つ。
それでも我慢できずにシンキングペンシルを投げていると、ボトムタッチから巻き始めで「ゴンッ」。アワセを入れ心地良いヘッドシェイクからマゴチと予測したがフックオフ。
常夜灯が点灯して期待したが肝心のシーバスが浮いてこない。原因は分かっている、月だ。
鬼池へ移動しエギング
その後、1時間様子を見るがベイトがいるのに捕食すらしないシーバスに痺れを切らし、京田君に「エギングの練習する?」と持ちかけ鬼池へ。
濁りで反応なし
京田君は、ほとんどエギングをやったことがないのでレクチャー。
まずは月夜に圧倒的に効くダートフォースパープル3.5号を遠投し、3秒フォールさせて流れに乗せ、2回シャクってラインを1m出し、バックスライドで送り込んでやるが3投しても反応がない。エギをエギスタ スーパーシャロー3.5号(ケイムライソスジエビラメ)に変更し、再度探るが反応なし。「濁り入ってる?」おもむろに足元を照らすと「やっぱり…原因は濁りか」。
ド派手カラーのエギへ
ここ鬼池は、東西に小さい流入河川が入っており、満潮・干潮で潮の流れも東西に行き来するため、濁りが入るとなかなか取れない。ならばとエギをエギスタ スーパーシャロー(ケイムラオレンジラメ)に変更。
「なんで替えたんですか?」と言う京田君の素朴な疑問に「澄み潮、夜間、満月の場合はパープルが効くけど、濁りが入ると月の光の透過がパープルを見にくくするからもっとド派手な色に替えてイカにアピールするんだよ。その時の状況に合わせてカラーチェンジする、ルアーと一緒だよね」。
チェンジ1投目で1kg級ヒット
カラーチェンジして1投目、2回シャクってからの1流し目に違和感。「触ったよ、次抱くよ」もう1度2回シャクってから1m流すと、先ほどまでとは違うスピードでラインが出る。「抱いた!」アワセを入れると「ジッジィー!」京田君は目が点の状態。「タモお願い~イカは前からじゃなくて後ろからでいいよ」無事キャッチしたのは1kgあるかないかの個体だが、教えている時に釣れると教わった方も納得。
この後は潮が流れず帰路に。
<週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行/TSURINEWS編>
天草市・鬼池港