熊本県天草市の波止からソルトルアーゲームで、メバルにシーバス狙いで釣行。通詞島でアジの魚群に遭遇、小型ながらアジの数釣りを堪能できたのでリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)
鬼池港でメバル狙い
2月中旬未明、熊本県天草市に到着。
前日、前々日と比べ、当日は北西の風が吹き荒れ、海は荒れ模様。「メバル、ダメかな~」。
不安になりながら鬼池の海辺に立つと、若干のウネリ。「北西じゃなく西北西?」。だが、風は強く回り込んできている。
強風の中50cmチヌヒット
時折風が弱くなるタイミングを見計らいキャスト!「潮は右から左か……」。いい感じの潮だがアタリがない……。「沈んでるかな~」。
ちょっと右に移動し、ゆっくり流していく。時折吹く強い風にロッドがあおられ、何をしているか分からない状態。神経を集中させ、アタリを待つ……。
「グッ……」「食っ……たー!」「ジッジィー!」「お~デカい!」「グンッグンッ!」「……二夜連続、君か?」。明らかな首振り……。「頼む~、同じ首振りでも赤いやつであってくれ~」。
だが、願いはむなしく、足元まで寄せたのはチヌ!「50cmはあるかな。どーしよう」。チヌの姿を見て落胆し、上げるか迷っているとハリ外れ。「チヌだしな……」。
通詞島でシーバス狙い
このポイントをあきらめ、通詞島に。
通詞島に到着すると車はゼロ。「やっぱりイカも釣れてないんか……」。
シーバスタックルを持って堤防先端に。「お、いるいる」。すぐにミノーをキャストし、引いてくると「ん~チェイス……。距離30m、水深5mってところか?」。
シーバスのチェイスレンジが分かったところで、食わせのボトムアッパー+フラットジャンキー(イワシ)にチェンジ!
まずは着水と同時に巻いてくると、ミノーと同じようなレンジでチェイス。次は3秒沈めてからのリトリーブ! 「ん~このコースじゃないかな」。
少し左側にキャストし、3秒沈めてリトリーブしてくると「ゴンッ!」「きた~!抜けた~……マジか……」。せっかくのチャンスを無駄にしてしまった……。
小アジが数乱舞
まだいるシーバスを狙っていると、どこからともなく魚群!「アジ?」。海面が黒くなるぐらいの魚群が襲来し、見えていたシーバスが沈下!「アジ釣るか!」。
車までタックルを取りに戻り、すぐさま魚群の先にキャストし誘うと「グッグ!」「何でしょう?」。心地よい引きをしながら、上がってきたのは15cmクラスのアジ!「この倍はほしいな……」。
だが、この癖になるようなアジ釣りも面白く、無双状態で釣れ続ける。「こんなアジ入ってるのに、シーバスは全然アジにバイトせんな。時折5cmぐらいの小さい魚にバイトか……。まだまだアフターか」。
シーバスの状態を確認し、この爆風の中、エギングの人が来られたので場所を譲り、小アジを堪能したところで帰路に。
<週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行/TSURINEWS編>
通詞島