寒くなってきたらワカサギ釣り。今回は滋賀・余呉湖のプレオープンに行ってきました。昨年はボーズが連発した同湖ですが、今年を占う一戦はいかに?
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・宇佐美岳洋)
余呉湖でワカサギ釣り
釣行日時は、11月22日の連休ど真ん中で客足もソコソコ多く、岸から最も離れた桟橋は、ソーシャルディスタンスが保たれた状態で満席。午後から訪れた筆者は岸に近い桟橋で腰を下ろしました。
筆者の釣行後、11月25日に解禁。プレオープン10日間で、連日3ケタ近くの釣果が上がっていたので、安心して釣りに臨めました。
初心者にもオススメ釣り場
余呉湖は最も寒い時期に湖面が凍結する釣り場で、メインは桟橋から釣りを行います。水深3mほどで、基本は底を取れば問題なし。ノベ竿で楽しむ方もいて、初心者でも気軽に楽しめるワカサギ釣り場です。
ノベ竿、仕掛け、エサは桟橋入り口の受け付けでも購入できます。持ち込みでも問題ありませんが、投げ釣りで使用するリールは使用できません。ドーム船(桟橋に係留)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今シーズンは使用できないのでご注意を。
役立つアドバイスが嬉しい
「釣果はどうなってんだ?」って、そら、もう、いつも通りスロースターター丸出しです。それを見かねてか、巡回している係の方がていねいにレクチャーしてくださいました。非常に親切で、釣り方以外にも、ゴミを回収してくれたり、天気予報から服装の心配をしてくれたりと感じの良い方ばかりです。
他の釣り人への話に耳を傾けていると、
「次来る時は穂先の軟らかい竿を持ってきてね」
「水鳥が向かってきたからワカサギもこっちに泳いできてるよ」
と、とても優しいアドバイスを皆がもらっていました。
桟橋の端には木製の返しが付いていて足場の安全性が高く、受け付けには分別できるゴミ箱が完備され、トイレもきれいな釣り場なので解禁後も絶対に行きたいオススメポイントです。
周辺散策もオススメ
余呉湖は日本国内にある数々の天の羽衣(天女)の伝説の地の一つであり、10年ほど前にツーリングで立ち寄った記憶を元に周辺を散策しました。もちろんポツポツとしか釣れてなくて、気分転換という名のサボりです。
天女の像がある芝生広場では、簡易のテントを張り、親子でアウトドアを楽しむ姿や、ツーリングの休憩で一服する人々、案内板を見て賤ケ岳の戦いの激戦地であったことに思いを馳せる方がいました。
見どころとしては、天女の天の羽衣が掛かっていたとされる柳の巨木です。しかし記憶とGoogleマップの画像は一致するのですが、「羽衣伝説の衣掛け柳」の姿形がまるで異なることに驚きを隠せませんでした。
それは致し方のないことで、2017年の台風21号の影響で倒壊したことが判明。でも切り株からは新しく芽吹いた枝が生命力の強さを感じさせてくれました。