ハンドルノブをカスタムすると、ちょっとリールがお洒落に見える。自分好みにカスタムすれば、なんとなく気分がいい。しかも釣りにもメリットがあったりして。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)
ハンドルノブをプチカスタム
リールのハンドルノブというと、この部分である。
つまり、私たちが釣りをするときに、リールのハンドルに触れている部分だ。これをハンドルノブという。したがってこの部分を破損したときなどは、釣具店で「ハンドルノブを注文したい」と言うと、メーカー品をお店が取り寄せてくれる。
純正品のいいところは、もともとついているもので、性能的に申し分なし。今は大体が樹脂製に統一されているだろうか。昔は元からウッドのノブもあったりして、あれは格好よかった…。
しかし純正品は大体がそっけないデザインである。黒い樹脂にエンブレム、という感じ。ちなみにハンドルノブ側部にエンブレムがついているリールは、何気に取り扱い要注意である。私も何度か経験していることだが、どういうわけか(おそらくカスタムのための取り外しのし易さを意識して)、あまりちゃんとくっ付いていないことが多いのだ。しかも、純正品のハンドルノブを取り寄せると、500円くらいで買えてしまう安さはいいのだが、エンブレムがついていなかったりする…。
そこでカスタムだ。個性を出すためのカスタム、そしてハンドルノブを破損してしまったときのカスタム。手順はとても簡単である。私の2000番リールを使って、説明しよう。
簡単カスタム方法
メーカーサポート品などの、カスタムノブを手に入れて、装着していく。
エンブレムの中のネジを外す
はじめに、このリールの場合、エンブレムを取り外す。そして、その中についているネジをプラスドライバーで優しく回して取り外す(ネジ穴がなめないように優しくドライバーを回そう)。
そうすると、このような状態になる。
「シム」を外してワッシャー追加
そこから、今度はこのリールについた、「シム」を取り外す。この黒い丸い輪のような小さな部品だ。前と後ろに一つずつ、合計二つ。失くさないように目立つところに置こう。ちなみにシムはハイエンドモデルになると、ベアリングという金属部品の場合もある。その際も取り外すのは同じだ。
それから、ハンドルのシャフトの根元部分に、ワッシャーを一枚、または二枚入れる。コレは後からハンドルノブの回り具合を確かめて、一枚抜く場合もあれば、足す場合もある。
カスタムノブをとりつける
そしてシムをカスタムノブのホールにとりつける。前と後ろに装着。そしてそのまま、シャフトに通す。その後、先ほどの取り外したネジを取り付けて、キャップをする前に、一度ハンドルノブの回転具合を見てみよう。くるくると気持ちよく回り、ガタもないような状態であればそれでOK。回りが悪い場合は、少々ネジを緩めてやると回転がよくなる。
この調整は、特にライトゲームでは結構大事だったりする。というのも、ハンドルノブのガタが、たまに魚のアタりに感じられてしまうときがあるからだ。いい具合に調整しよう。
このコルクノブの場合、そのあとキャップを閉めて、完成である。