秋のオフショアジギング本格化 フォールでサワラも登場【兵庫・魚英】

秋のオフショアジギング本格化 フォールでサワラも登場【兵庫・魚英】

兵庫魚英から出船し、明石海峡のジギングに挑戦。フリーフォールに反応がよく、メジロ4匹にサワラ1匹をキャッチした釣行をレポート。

兵庫県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・田中耕二)

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田中耕二

釣って楽しく食べて美味しい魚を狙って東奔西走。たまに釣れる珍しいゲストも嬉しい。磯とオフショアフィールドから面白くて役に立つ情報をお届けします!

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魚英で明石沖ジギング

台風14号が週末に来る。土曜日に予約していたが、これは船止めだろうと思っていた。前日の夕方、「明日は船止めですよね」と念のために電話すると驚いたことに「出船予定です」と回答があった。思わず二度聞きしてしまったが、明石沖のジギングに出撃。

深夜の港で屋根に当たる雨音を聞きながら仮眠していると周りが騒がしくなった。続々とアングラーが集まりだす。この時まで自分の聞き間違いではないだろうかとちょっと疑っていたが、ちゃんと出船できるようだ…。

受付を済ませタックルを準備する。事前情報では、ベイトはイワシでまだタチウオパターンではないとのこと。雨が降る中、魚英さんの2号艇、トモから2番目に乗り込み明るくなるのを待って出船。乗船時、船を間違えるという恥ずかしいことをしでかしたことは内緒にしておこう…(笑)。

セミロングジグでハマチ

どこに行くかなと思っていたが、船は進路を西へどんどん走る。これは鹿の瀬と呼ばれる浅い砂地のポイントへ行く感じ。明石には、橋を起点に東と西にポイントがあり、どちらにも有望ポイントがある。「東はワンピッチで西は日がわり」と言われるように、西はパターンがころころかわりその日のパターンを見つけることが大事。実は、浅い鹿の瀬を苦手としていて、できれば東に行きたかったが、仕方がない。

やがてポイントに到着し水深23mからスタート。水は濁っており典型的な荒れ後パターンに思えた。濁り潮には定番の赤金120gのジグをスピニングタックルにセット。水深からすれば流行のSLJもできそうだが、急流で知られる明石。軽いジグでは着底が分からない。

軽く投げて着底を待ちワンピッチで様子をうかがうと、ジグが軽く重さが感じられない。船が流れ足元に入ってくることもあるが、底潮が動いていないように思える。ボトムには反応が映ると船長が言うが、バイトはない。

ポイント移動して流す筋をかえると、ぽつぽつとハマチ(ブリの若魚)がヒットしだした。ヒットジグを見るとシルバーが大半でセミロング。このまま鹿の瀬で粘るのかと思ったが、二流しであっさりと移動。

秋のオフショアジギング本格化 フォールでサワラも登場【兵庫・魚英】台風の影響がなかった当日の海(提供:WEBライター・田中耕二)

淡路沖の深場で60cmメジロ

次は、淡路風力発電が見える水深80mラインでスタート。ボトムから20mまでベイト反応が入っており、次々とロッドが曲がってメジロが上がる。水深が深くなったので、ジグを換装したりして出遅れた私はノーバイトとなった。ヒットジグは、赤金やブルピンといったカラーの入ったものが多かった。ジャークは、強めにしっかりとワンピッチをしていたアングラーがヒットしていたように感じた。

ちょっと焦りが垣間見えた次の流しまでの移動時間、ジグをシルバーからピンクのセミロングタイプに換装。それほど潮は動いていないので重さ180gで4ozのベイトロッドでアプローチ。着底後にワンピッチで10m引き上げロングジャークからフリーフォールを試すと、イトふけが出る。食い上げのバイトだ。

ラインを巻き取りフッキング。魚の重みを感じたらさらに追いアワセを入れると、ジリジリとドラグが滑る。メジロ(ブリの若魚)の引きを楽しみながら引き上げると、隣のアングラーとお祭りしてしまったが、無事にキャッチ。60cmちょいのアベレージサイズだが、痩せている。

最近、明石の青物でもこんな風に痩せている魚も多くなってきたと思うのは、気のせいだろうか?

フォールで75cmサワラ

次の流しもジグを海底へ送り込み10mワンピッチでロングジャーク。バイトがなければそのまま3回ワンピッチを入れてロングジャーク。フォールはテンションを抜いたフリーがよかったように思う。こんな感じで連発。いつの間にか雨は上がり、雲の切れ間に青空も見えて魚も釣れて気分爽快。

ミヨシでサワラが上がった。メジロもいいが美味しい魚が釣りたくなり、リアフックを装着。サワラを選んで釣ることはできないが、ヒット率を上げるためにリアフックを付けることは有効。でも、この時点で釣った3匹のメジロはいずれもフォール中のバイト。フォールにアタるのは分かっているが、入れすぎるとリーダーを噛み切られジグ奉納の可能性が高くなる。この葛藤、分かります…(笑)。

この日は、運よくサワラのフォールバイトを捉えることができて75cmのサワラゲット!サワラが真っ二つになったイワシを吐いた。やはりベイトはイワシのようで、そこそこのサイズのようだ。

秋のオフショアジギング本格化 フォールでサワラも登場【兵庫・魚英】サワラの吐いたイワシ(提供:WEBライター・田中耕二)

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