コロコロと変わる天気予報とにらめっこしながら、自らの誕生日を祝うバースデーフィッシュを狙いに、群馬県沼田にあるおくとねフィッシングパークに出掛けた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・永井航)
目次
おくとねフィッシングパーク
おくとねフィッシングパークには今回初めて訪れた。開場前に到着し準備万端。数人のアングラーと共に開場を待った。開場し受付で説明を受けた。
1stポンドは大型主体だが、キープできるのは1匹までと制限がある。2ndポンドはレギュラーサイズが主体でキープ匹数までキープできるようだ。ワームは禁止だがフェザージグが使えたり、2ndポンド限定ではあるがバーブレスならトリプルフックも使えるようなので、お土産を確保しやすいと思う。
今回の目標は、初めての釣り場で攻略法を探りつつ、魚のスイッチが入るタイミングを逃さないで効率的に釣りを楽しむ事だ。
当日のタックル
今回の釣行に使用したタックルは以下の通りだ。
ロッド:アブガルシア マスビート エクストリーム
リール:ダイワ EMMS 2004
ライン:ナイロンライン3lb
朝イチで良型キャッチ
朝イチはやはりチャンスタイムだろうと考え、大物狙いで1stポンドに向かった。まずはスプーンから投げるがチェイスも今一つ。続いてクランクに変えてみて投げるとチェイスは起きるもヒットまで至らない。
とりあえず1匹釣るために、フェザージグにルアーチェンジするとようやくヒット。50cmに迫るであろう良い型のニジマスだった。フェザージグも巻きよりフォール(縦の釣り)の反応が良いようだ。
ここからヒントを得て、ダート系やバイブレーションなどのボトムを狙いやすいルアーでテンポよく狙ってみると、ポツポツながら活性の高い魚が釣れるようになった。
天候を味方にジャガートラウト手中
当日の天気予報は曇り時々雨で、しばらく釣りをしていると予報通り雨がパラつき、魚の活性が一気に上がってきた。今まで動きの少なかった魚が活発に泳ぐようになっただけでなく、ライズまで起きるようになった。
ボトム狙いから表層狙いに切り替え、フローティングタイプのクランクを選択。表層をデットスローで攻めると、1投目で中層を泳いでいた魚影が猛然と加速しルアーに突進。ヒットした魚影は細長いため、色物ではないかと考え、慎重にやり取り。途中でガッチリとフッキングしているのが確認でき、安心してネットイン。キャッチできたのは40cmオーバーのジャガートラウトだ。
初めて訪れた管理釣り場で色物まで釣れれば上々だろう。1stポンドでのキープはこのジャガートラウトに決め、2ndポンドに移動することにした。
2ndポンドで数釣り堪能
2ndポンドは池の中央部に噴水があり、おくとねフィッシングパーク内では大きな池だ。少なくとも私の入ったポイントは手前2m程はかなり浅く釣りになりにくいので遠投が有利になりやすい釣り座だった。池全体としても浅いところが多く、縦の釣りにはやや不向きだろう。巻きのルアーで、様々なカラーやタイプの物を試したいところ。
私はクランクを中心にスプーンやミノーなどを使ったが、茶色いミニクランクがハマり、1投で何度もバイトが起きるなど、一時的に入れ食い状態に。2ndポンドはレギュラーサイズが主体ということもあり、1stポンドより魚がスレておらず、ルアーカラーさえ当てれば比較的釣果を出しやすいようだ。初心者やとりあえずお土産を確保したい場合にはもってこいだ。
ちなみにこちらの池でもフェザージグへの反応は非常に良く、フェザージグではカラーを選ばす好反応を得られた。私は40cmクラス止まりだったが2ndポンドにも良型が混じっているようで油断は禁物だ。
1stポンドで75cm級大物がヒット
2ndポンドでは数釣りを楽しめたため、残り時間で大物を狙うべく、1stポンドに戻った。魚の動きもやや鈍くなっていたが、回遊をしている魚もいる。そういった魚を狙い撃ちしていき、大型が射程圏に入るのを待つという安易な作戦で釣りを再開した。
ボトム狙いのバイブレーションをボトムバンピングで狙っていくと、根周りでドラグが滑りだし、ものすごい勢いで糸を出される。はじめはスレ掛かりかと思ったがじっくりと寄せてくると、浮かび上がる魚の動きから見るにスレではなく口元に掛かっているようだ。魚のシルエットしか見えず、魚種までは判別できないが、何より魚の大きさに驚いた。一瞬しか見えなかったが75cmくらいの魚がヒットしているようだ。
痛恨のラインブレイク
魚からも人が見えたのか一気に走りだし、あっという間に見えなくなる。菅釣り歴のみでいえば9ヶ月程の私、そのサイズの魚とやり合うのは初めてだ。心拍数が上がるのを感じつつ、魚が走る方向を見ると根が見える。
余力を残しているであろう魚のパワーからしてロッドワークでは根を避けきれないと判断し、素早く移動して立ち位置を変えて何とか根をかわすも、魚はその根を回るように泳ぐ。ラインから嫌な感触が伝わったため慌ててベイルを返してテンションを抜いてみるも間に合わず、痛恨のラインブレイク。
ここで時間が迫っていたため納竿とした。