7月13日、五ヶ所沖へマイボートでの「おかず釣り」に出かけました。1投目から狙い通り良型イサキをキャッチ。実釣時間30分、超短時間釣行の模様をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・永田泰弘)
五ヶ所沖でボート釣り
前日の強い西風でウネリが収まると予想した7月13日。先月好調だったイサキの状況チェックをかねて久しぶりに五ヶ所沖へボート釣行をすることにしました。天気予報では、午後から雨になるとのことでしたが、今夜のおかずだけパパッと釣って雨が降りだす前に帰港する作戦とします。いつもより早めの6時に五ヶ所湾奥の係留桟橋より一人で出船です。
狙いのポイントには先客あり
湾内は多くの養殖イカダがあり、そこで漁師が仕事をしていますので、自船の引き波を作らないように6~7knotのスローな船速で湾口を目指します。
湾の中央から沖の波の状況を確認すると、若干のウネリは残っているものの、なんとか湾外に出られそうです。そこから目当てのポイントまで全速力ダッシュすれば、ものの10分で到着。ところがなんと一番釣りたい場所に漁船がイカリを入れているではありませんか。遠巻きに様子を見ていると良型イサキが入れ食いの模様。
魚探でポイント選定
早めに出船したつもりですが漁師に先を越され焦ります。しかも当日は天気予報もあまりよくなくノンビリはできないので、魚探を見ながら急いで他の場所を探します。
漁船の潮筋から離れて反応を探していると、水深20mの岩盤から一気に30mまで落ち込むところでイサキと思われる大きな反応があり、早速その潮上へイカリを入れ、船が安定したことを確認してから釣り開始です。
基本的に魚探は船の真下しか映りません、潮が速い時のカカリ釣りでは魚探に魚の反応が出なくても心配はいりません、仕掛けは潮下にある反応に入るはずです。
当日のタックル
当日のタックルですが、竿は胴調子の2.7m、いつもは狭いボートのデッキで扱いやすい2m前後の竿を使いますが、ウネリがある場合は仕掛けを安定させることと、口切れしやすいイサキを狙うため、長めの竿を選択します。
リールは、PE3号が200m程度巻けるものを使用。先糸としてフロロカーボンライン6号を10mつけます。
仕掛けは、腕長35cmの自作片テンビンとオキアミ用の小型まきエサカゴ、ハリス5号5mのシンプルな1本針。肝心の針は、購入したオキアミがLサイズぐらいなので伊勢尼金の11号を使用。
ポイントの水深は浅いですが、釣行日の潮が速いことと竿とのバランスを考え、オモリは40号を選択。魚探のイサキらしき反応の上を流すイメージで調整します。
当日の狙い方
ボートと仕掛けが同調する流し釣りであれば、魚探に自分の道具が映り、魚が食う瞬間が見えるのですが、当日はボートの後方に道具があるので、アタリは竿で見るしかありません。
先ほど確認した魚の棚は25m、良型の食い棚は20mより上と想定、潮で道具とハリスがなびくことを考慮しカウンター17mで竿を大きく2回ほど振り、カゴからまきエサを出しロッドホルダーに竿を置きます。
余談ですが、私はマイボートでのエサ釣りは絶対的に浅棚の置き竿です。ほったらかしの竿に突然出るアタリが好きなこと、そして他魚を押しのけエサを食いにくる大型魚が狙えることが理由です。
1投目から良型イサキ
まきエサが仕掛けと馴染んだと思われる数秒後、ロッドホルダーに置いた竿先が一気に舞い込みました。マダイのようなアタリ?で1投目から狙い通りの良型イサキをゲット!
その後も空振りなしで1投ごとにイサキが釣れ、途中イサキのような竿をたたくアタリ?で小型ですがでマダイも混じりました。
釣り開始30分で降雨…
狙い通りのパターンでニヤニヤしながら釣っていると先ほどまで薄日が差していた空は厚い雲に覆われポツポツと雨が降ってきました。
しかも西の尾鷲の方には真っ黒な雲がかかっています、まだはるか沖ですが海面も黒くなり、だんだん風がこちらに向かって吹いてきていることもわかります。まだ釣り始めて30分もたっていないのに早すぎる雨に少々戦意喪失です、(たしか今朝の天気予報では雨は午後のはず)