以前暇潰し程度に行ってみたコイ釣り堀にしっかりとハマってしまったため、5月23日に、愛知県豊川にある赤塚釣堀に行ってきた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・永井航)
赤塚釣堀
お昼頃に釣り堀に到着し受付に向かう。駐車場は既に7割ほど埋まっている。受付にはコロナウィルス対策としてマスク着用者のみ入場できるようだ。私はマスクを既に着用していたが、マスクがない人のために1枚100円で受付にも置いてあるので安心だ。
赤塚釣堀さんには初めて来た(コイ釣り堀自体が2回目)が、ここは9~17時の営業時間内なら時間制限はなく、さらに餌のおかわりや、ハリの交換などは無料。そして1日1000円という良心的な値段設定だ。もちろんレンタルタックルも無料だ。私もタックルを一式レンタルし池に向かう。イスやタモ等も借りれるため本当に手ぶらで大丈夫だ。
釣り人もそれなりにいるが対象魚が力の強いコイということもあり、間隔は広め。私も左右との距離がある程度離れている場所に釣り座を構えた。
序盤は順調にヒット
1000円で1日遊べるということは、魚が少なかったりして釣りにくいのではないかと思ったが、私の猜疑は見事に外れ、あっという間にヒット。
やはりアワセが決まった時の爽快感は中毒性があるように思う。以前訪れた釣り堀と比べて今回の釣り堀の魚は一回り大きいようだ。重量感もあり引き味もバッチリだ。その後もしばらくはアタリが頻発し、釣りやすい状況が続く。
序盤は魚の活性もあったのか、何も考えずともウキが沈むが、開始から2時間程経った頃から中弛みしてきた。
こうなると竿を度々上にあげるのはマイ・タックルを持った常連の釣り人に限られてる。恐らく、ウキの軽さや感度、ハリスの細さが魚に違和感を与えにくいため、魚がスレたり活性が下がった状況でも結果を出せるのだろう。
釣れない時の3つの工夫
しかし、レンタルタックルの私に全くアタリがないかと言えばそうではなく、数分おきにアタリが出る。このような中弛みの時の貴重なアタリを捉えられるかどうかが、満足な釣果を得られるかどうかの境目になるのではないかと思った私は、幾つかの事をやってみた。
1.丁寧なタナ取り
基本的な部分ではあるが、コイは底にある餌を吸って、吐いてを繰り返して少しずつ食べるため、餌がしっかりと底を這う状態になっているか、つまりタナボケしていないかを投入前に今一度確認してみた。
2.前アタリの観察
次に行ったのはアタリが出る前に予兆がないかを観察だ。観察をしていると100%ではないがアタリが出る少し前からウキの周りに泡が発生することがあるようだ。
どうやら魚が餌の匂いに寄ってきて、池底の餌の食べようと底に口を着けた際に泡が発生しているようだ。もちろん泡が出なくとも急にアタリが出ることもあるが、ウキの周辺に泡が出たら魚がいると見て良いだろう。
3.アワセ
そして、やはり最難関はアワセだろう。2回の経験でアワセについて語るのは尚早だとも思うが、これから釣り堀のコイに挑戦するという方の参考に成れば幸いだ。
まず、ウキがピョコピョコと小刻みに動くアタリはアワせても空振りしかしなかった。恐らくこのタイミングでアワせても早いのだろう。早い理由としては、推測になるがコイが餌を探しながら餌の近くを吸ったり吐いたりしているために発生する水圧で餌がコロコロと底を動いているからだと思われる。
なのでここはグッと我慢したい。次に来るであろうウキが消し込むアタリを待ち、ウキが消し込んだと思ったら勢い良くビシッとアワせたい。
見ていると特に初心者にみられるのが優しいアワセだ。先程から度々記述しているが、コイは吸って吐いてを繰り返している。ウキが消し込んだから飲み込んだという訳ではなく、すぐにまた吐き出そうとしている。そのため鯉が吐き出す前にハリを掛けなくてはいけないのだ。
コイが吐き出すよりも早くアワセを入れないと空振りになるため、ウキが消し込んだと思ったら間髪入れずに鋭いアワセを入れたい。実際ハリを飲み込まれた事はなく、口元に掛かるから鋭くアワせること自体は正解だろう。