2月23日(日)、埼玉県さいたま市にある慈恩寺沼で、冬の淡水小物釣り。のんびり午後のひと時をウキ釣りで満喫し、渋い中でも4尾の良型マブナが遊んでくれた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内 尚哉)
慈恩寺沼の概要と当日の状況
慈恩寺沼は、公園になっており、遊具はもちろんのことトイレも完備されている。遊びに来る皆さんは、家族連れ、ジョギングや散歩、小物釣りに精通した釣人と様々だ。筆者も淡水小物釣りを暖かい時期に楽しんでいるが、今回初めて冬に挑戦する。また肝心の釣り場は、駐車場の真横にある。
休日午後イチ到着なので、30人以上の釣り人がいる。どこで釣座を構えようかと15分ぐらい沼を回る。しばらく、様子を見てみるが竿を曲げている方はいないようだ。すこぶる状況は厳しいようだが、釣り人の雰囲気はなごやかでいい。ポイントだが、どこも変わる様子はないので、秋に楽しめたお気に入りの場所に決定。
ヘラブナ釣りタックル
12尺の延べ竿に、ミチイト0.8号を結んで、糸付きヘラスレ4号針に、パイプトップのヘラウキを使用。
ミチイトは100円均一ショップの0.8号。ハリを糸付きヘラスレ4号に、オモリ板オモリ(浮力に合わせて)を使用した。 エサは、野釣りグルテンダントツを準備した。
蓮に隠れるマブナ狙って1尾目
開始1時間30分ほど全くアタリがなく、ボウズの予感がする。産卵前の喰い渋りだろうか、だが魚の顔はみたい。現在は沼全体にあった蓮が枯れており、狙い所は、蓮が密になっている場所やボサ下等の隠れているところだろうと考察。
なるべく蓮の切れ目付近に、仕掛けを入れていると、開始2時間20分にしてようやく待望のアタリがでた。
スーッと、ウキがゆっくり消し込んだところで、アワセを入れる。アワセが決まる手応えが最高の瞬間だ。これだ、イイ感じに竿を曲げてくれるこの感覚。なんとか無事に1尾目のマブナゲットでボウズを逃れた。
夕マヅメにマブナ連発
時計を見ると14時30分を回っており、周囲も我慢の釣りで、なかなか次がこない。だが、この釣りは、『数を競って楽しむ釣りではなく、のんびり魚を寄せて楽しむもの』だと思うので我慢。
釣場の雰囲気を楽しみ、釣り三昧な時間を過ごせれば最高。そんな感じで、ボーッとしているとウキが横移動している。すかさずアワセを入れると竿が良い感じに満月に曲がった。
引きを存分に楽しんで、取り込んだマブナは27cmの満足なサイズだ。マヅメに差し掛かり時合いが来たのか、仕掛けを入れてすぐにウキが消込む。隣の釣り人も私と同時にダブルヒットしたようで、お互いに良型の引きを堪能して御用。