1月下旬、ずっとあこがれていた駿河湾ナイトジギングでの大型魚狙いに挑んだ。40㎏級アブラソコムツとのガチンコバトルを楽しむことが出来た。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 高久瞳)
巨大魚狙い沼津港出船
当日は月明かりがなく、真っ暗。大きなウネリに船酔いしながら、レンタルタックルを手にスタート。メタルジグはグローカラーのロングタイプ300gを選択。エサには船から支給されたサバエサを縫い刺し。指示ダナまでジグを落とす。大きくシャクってからステイしたり、小さく誘いをいれながら速巻きしたり、ベテランを観察しながら真似をする。
アタリすら分からず、エサを取られるばかりだったが、徐々に、水深100mにあるジグにエサが残っているかどうかの変化は分かるようになってきた。しっかりタナを合わせると小型のアブラソコムツやバラムツが顔を見せはじめる。反応がなければすぐに移動、テンポよくアタリは続く。同船した初挑戦の釣友に30kgクラスの魚がヒットして大盛り上がり。
40kg級アブラソコムツ浮上
竿先に違和感を覚えたので集中。突然、ゴンッと竿が引き込まれて強烈な重さがかかる。ラインを引きずり出しながら勢いよく泳ぐ魚がヒット。「ついにきた!」大物の予感がする。巻き続けてジワジワと寄せるまでは順調だったが、船に近づいてからは強い力で何度も走り、時間をかけてもなかなか姿を見せない。リーダー付近まで寄せては30mほど走られることを5回繰り返す。
ヒットから10分ほどたってやっと姿を見せたのは、40kg近くありそうなアブラソコムツ。驚きの声を上げてしまうほどのビッグな1尾との対面は感動の瞬間だ。
10kgオーバー連続キャッチ
その後も休む暇なくヒットは続く。数回のバラシはあったが、10kgオーバーのバラムツを連続キャッチして大満足な釣行だった。身近にこんなに楽しい釣りがあったとは驚き。
経験者に教えてもらえれば、初心者も大型の魚と出会うことができる。何度もドラグを出される強烈な引き味、そしてどんなサイズが来るか分からないワクワク感。すべてに病みつきになる魅力がある。
<週刊つりニュース関東版 高久瞳/TSURINEWS編>
駿河湾
出船場所:沼津港