釣りのゲスト代表『ネンブツダイ』 意外と知らない生態と飼育方法

釣りのゲスト代表『ネンブツダイ』 意外と知らない生態と飼育方法

魚釣りをする人なら一度は出会ったことがあるであろう「ネンブツダイ」。お目当てのサカナを釣るより先に釣れてしまうため、ゲストの代表魚として知られています。見たことはあっても意外と知らないネンブツダイの生態と飼育方法を紹介します。

(アイキャッチ画像出展:PhotoAC)

TSURINEWS編集部

その他 サカナ研究所

ネンブツダイを飼育してみよう

そこにいさえすれば、釣り方を問わず釣れてしまいます。だったらいっそのこと飼ってみてはいかがでしょうか。

ネンブツダイは実はキレイなサカナで、ごくまれに熱帯魚ショップでも販売されてる程です。実は、ネンブツダイの近縁種には熱帯魚界では有名な「マンジュウイシモチ」や「イトヒキテンジクダイ」などがおり、ネンブツダイ自体も観賞魚としての可能性をかなり秘めています。

早速、準備するもの、入手方法についてみていきましょう。

準備するもの

・水槽(セット)
・ろ過器(セット)
・ヒーター
・ライト(セット)
・底砂
・石
・海水

飼育する匹数にもよりますが、今回は5匹飼うことを想定しています。この場合、45cmのキューブ水槽が最適だと思います。材質はガラスでも、アクリルでも、どちらでも構いません。

一般的な壁掛け式のコンパクトなろ過装置以上の設備があれば問題なく飼育することができます。

ヒーターも基本的なスペックのもので問題ありません。ライトも幅さえ合えばどのようなものでもOKです。

水槽・ろ過器・ヒーター・ライトはセット販売されていることが多いので、そちらを選べば問題ないでしょう。

水槽の底にはサンゴ砂を敷いてあげてください。

前述のとおり、岩場などに縄張りを作るため、サカナを採集する際に持ち帰れる石があれば、20cm程度の大きさの石を3つくらい用意しましょう。難しい場合はライブロックや専用の石を購入しても問題ありません。

そしてネンブツダイは海水魚なので、人工海水の素(もと)が必要です。採取した現地の海水でもいいのですが、寄生虫や病原菌が潜んでいる可能性があります。こちらはあまりお勧めしませんが、予算削減が必要な場合は、現地の海水でもいいでしょう。

このくらいの設備であれば、ホームセンターで1万円せずに用意することができると思います。

採取は網より釣りで

採集する方法としては網、または釣りになるかと思いますが、網だと鱗が取れてしまったり、傷ついてしまう可能性があるためあまりお勧めしません。釣りで採集するのがいいでしょう。

釣り方は何でもOKですが、針の「かえし」をペンチなどでつぶす、あるいはバーブレスフックを使用すると必要以上に傷つける心配がなくなります。

エサは特におすすめはありません。サビキで釣るもよし、オキアミやゴカイで釣ってもよしなので、得意な釣り方で釣ってください。

なるべく触らない

ここからが重要です。

見事釣りげることに成功したネンブツダイには直接触らないようにしましょう。ネンブツダイは簡単に鱗が取れてしまうため、素手で触ると鱗がぽろぽろと取れてしまいます。

釣り上げた魚は、バッカンなど海水の入った容器の上でハリだけを持ち、180度返して針を外すようにしましょう。ハリの「かえし」をつぶさないと、この時に簡単には外れず、サカナの口を傷つけてしまう恐れがあります。

容器の中に無事、釣り上げた魚が入ったらエアレーション(ぶくぶく)をし、酸欠にならないように持ち帰りましょう。

次のページで持ち帰ってからの対応について

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