管理釣り場のニジマスをエサで狙う 冬はゲーム性アップ【千早川】

管理釣り場のニジマスをエサで狙う 冬はゲーム性アップ【千早川】

新春の釣りは、無釣果は絶対イヤと言うのが私のみならず釣り人の気持ちだろう。そこで、手軽にニジマスが釣れる大阪・千早赤阪村の千早川マス釣り場で験担ぎの釣りに出かけた。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)

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淡水の釣り 渓流釣り

千早川マス釣り場

千早川マス釣り場は、金剛山の麓、ロープウェイ乗り場の手前にあり、釣り場前にはバス停もあるアクセスし易い管理釣り場である。ニジマスのエサ釣り、下流にはルアー&フライ専用釣り場(プール)もあり、巨大なニジマスやアマゴ、大イワナも放流されていて、放流量も大阪近辺では随一の釣り場だ。

今回はエサ釣り場で渓流気分を味わいたいと、渓流釣りに惚れ込んだ釣友を誘って1月16日にこの釣り場を訪ねてみた。

管理釣り場のニジマスをエサで狙う 冬はゲーム性アップ【千早川】エサ釣り場風景(提供:WEBライター・森宮清釣)

途中で寄り道したので、釣り場に到着したのは午前10時過ぎ。午後から訪ねる所があるので、今回は正午までの半日の釣りで、楽しめる時間は1時間半。それでも10尾くらいは軽く釣れるだろう・・・と胸算用。

産卵行動で食い渋り

だが、竿を出してみると出鼻を挫かれた。ニジマスのエサ釣りのブランクが長かった事もあって、魚特有の行動を忘れていた。エサをハリに付けて投げ込めば即ヒットと思っていたが、放流したてのニジマスはエリア内を泳ぎ回るばかりでエサを食おうともしないのだ。

放流釣り場でおなじみのニジマスやアマゴたちは、冬季は産卵行動で忙しいらしく食事は二の次のようだ。メスは食い気があるのだがオスに追いかけられて、安心して食事ができないのである。

初めての女性を手助け

気が付くと2人の美女さんがやってきて、エサ釣りエリアで竿を出すらしい。私もまだ男、尻尾こそ振らなかったが、手助けできる事があれば・・・との理由を付けて待機。

管理釣り場のニジマスをエサで狙う 冬はゲーム性アップ【千早川】初めての女性にも優しいニジマス(提供:WEBライター・森宮清釣)

簡単な仕掛けの入れ方やエサの刺し方など、偉そうな顔で教えたが、釣りは初めてでも「キャー、キャー」騒いで短時間で2ケタの釣果だ。食堂で唐揚げにして貰って美味しそうに食していた姿は微笑ましかった。

管理釣り場のニジマスをエサで狙う 冬はゲーム性アップ【千早川】あっという間に2ケタ(提供:WEBライター・森宮清釣)

試行錯誤でなんとか釣果

私の方も以後、誘いを掛けたりエサを底に沈めたり、アクションを加えるなどして、何とか予定の釣果になったので終了としたが、奮闘した釣友は6尾の釣果で、うれしいから家で乾杯するらしい。

管理釣り場のニジマスをエサで狙う 冬はゲーム性アップ【千早川】食い渋りをなんとか攻略(提供:WEBライター・森宮清釣)

釣果アップアドバイス

冬以外の季節では良く釣れるニジマスだが、冬は他の魚同様に釣り難いのだ。人一倍釣りたいと思う人は、エサを小魚など動くエサにするといいのだが、用意できない時は釣り始めにイクラを使って、食いが落ちたらミミズや、釣具屋さんで売っている養殖のブドウ虫、渓魚専用のオキアミを使うと釣果はアップする。

イクラをハリに刺す時はハリ先が下を向くように指でつまんで、イクラを人差し指の上に乗せて上から刺すとつぶれる事が少なくなる。ハリには最低2粒は刺すようにすると良い。ちなみにブドウ虫はチョン掛けがお勧め。

ミミズはハリ全体を覆うように刺すと良いが、食いの悪い時は水底に置くようにして、時々少し動かしてやると効果がある。

ニジマスは今が旬。塩焼きが一番だがムニエル、フライもオススメ。たくさん釣れたら日持ちがする南蛮漬けも良い。

<森宮清釣/TSURINEWS・WEBライター>

▼この釣り場について
千早川マス釣り場
所在地:大阪府千早赤阪村