おいしい蒲焼き

ぶっこみ釣りで72cm極太天然ウナギ 今年最大サイズを手中【筏川】

11月18日に、春夏に爆釣したウナギ道へ、ペットのスッポンのエサを探すついでに竿を出してみた。当日は、なんと今年イチの極太72cmの本命を頭にウナギ4匹をゲット。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

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淡水の釣り ウナギ釣り

当日のウナギ釣りポイント

11月18日、いつものようにペットのスッポン(名前はバカボンとはじめちゃん)のエサを採取しに愛知県弥富市の筏川へ出掛けた。

今年の秋は暖かいからか、雨が降ったわけでも無いのに水は濁っている。せっかく河川に来たので、まだ天然ウナギの釣果があるのではないかと期待してスタートした。

ポイント図ポイント図(作図:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

春夏の実績場で実釣開始

サオをガードレールに立て掛け、対岸まで走っている青いパイプの横のクイとクイの間に仕掛けを投げ込む。このポイントは春から夏に天然ウナギが爆釣した場所。ウナギ道を間違えないようにしなければいけない。

当日のタックル図 当日のタックル(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

まずはゲストのナマズ君

やはり今回も最初のお客さまは30cmほどのナマズ君だった。タオルで押さえてハリを外そうとしたら「ウーウー」と犬のように鳴き、「とっとと外せ」と文句を言われたような気がした。もちろんリリース。

続いてサオ先の鈴がチリンチリンと鳴り、ガードレールに立て掛けてあるサオがガタガタと動いた。期待してサオを上げると、今回は30cmもあるブルーギル君だ。

今年通った筏川のポイント 今年通った筏川のポイント(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

水面がざわついているためライトで照らしてみると、外来魚のカダヤシが堤防のヘチに群がっている珍しい光景だ。カダヤシを水槽で飼うと、グッピーのように小さな子供を産み、アッという間に増えてしまう、繁殖力の高い魚なので小魚といえども侮れない。

極太72cmウナギが登場!

エビのしっぽを切り落とし、尾掛けにして仕掛けをドボンしていると、その時がやってきた。

午前5時30分、サオ先の鈴は鳴っているわけではないのにサオがガタガタと小刻みに震え始めた。小さなブルーギルが横着しているのだろうと高をくくっていると、一気にサオが河川に引きずり込まれた。

さまざまなサイズのウナギ さまざまなサイズのウナギ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

サオをがっちり持ち直す。ライギョやソウギョのような魚ではなさそう。運悪くイトがクイに引っ掛かってしまったが、少しイトを出して待つと運良く外れた。

また獲物が暴れ始めたので力任せに引き寄せると、なんとうれしいニョロニョロ君ではないか。タモ入れする前に超大型だと分かった。今年釣った100匹近い天然ウナギの中でも最高の超極太72cmがゲットできた。

ウナギ道で追釣

その後も朝日が昇るまで極太サイズやまずまずのサイズ、標準サイズの天然ウナギの釣果があった。私としては、同じ場所でも釣果があるのは、やはりウナギ道があるからだと思う。

帰宅後、採取したエビも釣ったウナギもスッポンの水槽へ。30cmあるスッポンの顔よりはるかに大きかった。

スッポンよりも大きな顔 スッポンよりも大きな顔(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

昼食中、大型ウナギが水槽内で暴れてスッポンに悪影響がありそうなので長焼きにすると家内からメールがあった。夕食のテーブルには2匹の天然ウナギの長焼きが並び、家族全員でおいしくいただいた。

<週刊つりニュース中部版APC・永井博文/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年12月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。