いよいよ新ベラの放流シーズンが到来し、管理池のヘラブナ釣りが面白い季節になった。今回はそんな新ベラ釣りに効果的な「両グルテンの宙釣り」のあれこれを、紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・土屋ナオト)
状況別対処法
1、アタリが多く、エサ持ちが悪い。またはカラツンが多い
・ハリスを短くする。ハリを大きくする。
・エサの水分量をかえ、硬くする。
・ウキが肩で止められる場合にはエサのサイズアップをする。
・タナを浅くする。
2、アタリが少ない
上記と逆に小さく、長くしていく。
グルテンの釣りにおいて大切なこと
グルテンは経時変化しやすいので、粘りを感じれば小まめに作りかえる。もちろん、小分して使用するのも大切だ。
練るとフレークが潰されて、極端に開きが悪くなりエサを吐き出してしまったり、吸わなくなったりする。エサ持ちが悪ければ練るのではなく、ブレンドやセッティング、硬さを調整していく。練るとどんなブレンドをしても開きのない同じ物ができてしまうので注意が必要だ。
最後に
両グルテンの宙釣りは魚の状況に左右されやすい。万能な釣りとはいえない釣り方だが、独特なアタリや大型が釣れやすいこと、釣れだすと素直に釣れるなど、グルテンならではの魅力も多い。
寒季に行われる新ベラ放流という、釣り人が待ちに待った一大イベントをこの釣り方で楽しんでみてはいかがだろうか。試してみるには絶好の季節だ。
<土屋ナオト/TSURINEWS・WEBライター>