12月7日、奈良県生駒郡平群町にある竜田川釣り池へ、ヘラブナを釣りに行ってきた。ジャミが多く、ヘラの食いも渋かったが、24~28cmを8匹仕留め、冬の管理池を満喫することができた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)
竜田川釣り池でヘラブナ釣り
奈良県の生駒、平群方面は冷え込むと霜で真っ白になる地域。釣行した日も曇りで大きく冷え込んだが、霜の降るほどの気温ではなかったようだった。釣友の喜多氏と竜田川釣り池で待ち合わせ、先に着いた私は、南桟橋中央付近に釣り座を構えて準備。
日差しもなく釣りの気持ちよさが失われる天候だが、この釣り場の名物?セキレイ君とアオサギ君が早速やってきた。釣れない時はこの鳥たちと遊ぶのもいいものだ。
アオサギもセキレイもジャミが大好きのようで、釣れると飛んでくるし、横や後ろで待機もしているから、アタリもなく寂しい時など、心なしか嬉しい私。
当日の仕掛け&エサ
普段は北風が吹いて釣りづらい時が多いが、この日は無風。今回の仕掛けはサオ7尺、ミチイト0.6号、ハリス0.3号、ハリはプロスト金3号にした。今回は7尺の短いサオを使うので、ウキも短く細身のソリッドトップを使うことにして、オモリも小さくしてゆっくりエサが沈んでいくようにセットした。
エサはバラケとして一景の彩雲100cc+セットバラケ50cc+粘りのダンゴ50cc。クワセはベースグルテン15cc+ソフトグルテン30cc+底麩ダンゴ15cc+荒粒ペレット10㏄。
冬季はジャミも半減?
この釣り場だが、暖かい時はジャミが多くて閉口するが、冬季はジャミも半滅。しかしアタリのない時、ジャミのアタリがある方が心なしかホッとするから不思議。
今回もウキがなじんで小さくフワフワとしたアタリが出ていた。小さいアタリだからジャミだと思って見ているだけだったが、これが面倒なことを起こしていた。仕掛けを上げると細いハリスは複雑に絡まっていて、解くのが大変だったのだ。
仕掛けを動かしてジャミを回避
以後誘いをかける感覚でエサを動かしてやってこれを避けたが、ジャミが集まるとヘラブナも集まってきたようだ。大きなジャミが食っているようなアタリが出て、即アワせると途端にサオは大きく曲がり、気持ちのいい手応えがサオを伝ってきた。この池のヘラブナたちが元気に育っていることを物語っている。
午後になって食いはもっと渋くなった感がしたので、タナを上バリトントンに変更してアタリを見やすくしたつもりだが、冷え込みがそうさせるのか、微細なアタリをアワせるとヘラブナだったというパターンが多かった。
最終釣果
目が疲れたからかアタリが分かりにくくなったので、午後2時半に釣りを終えることにした。釣果は24~28cmを8匹、プラス、スレ3匹。好天だと遠景の紅葉が素晴らしいが、今回はカラスの合唱がやかましかった(笑)
余談だが、この池にはファミリーでも楽しめる鯉が狙えるエリアがある。限られた範囲だが手ごろなコイから大ゴイ、色ゴイまで釣れるので、もしも冬の釣りで何も釣れなかったら、狙ってみるのも面白いかもしれない。
<森宮清釣/TSURINEWS・WEBライター>