【九州エリア2019秋】最盛期のオフショアジギングのキホンを解説

【九州エリア2019秋】最盛期のオフショアジギングのキホンを解説

秋も深まりを見せ、さまざまなターゲットを狙うことができる10~11月は、ヒラマサなどの青物を狙うジギングも最盛期を迎える季節だ。多くのアングラーを魅了してやまないオフショアジギングについて解説しよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 岩室拓弥)

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オフショア ソルトルアー

オフショアジギングの釣り方

ここからはいよいよオフショアジギングの釣り方を解説。

着底~アクションまで

ポイントに到着したらまずはジグを底まで沈めた後、「ジャーク」と呼ばれるロッドでシャクるアクションで魚を誘う。ここで気を付けなければならないのが、着底したらすぐにジャーク動作に入るということ。

特に根が荒いポイントだと着底したジグをすぐ動かさないと、海底でジグが転がってしまい根掛かりの原因となるからだ。

ジグのアクションは水深にもよるが、水深の3分の1から半分程度は巻き上げるようにしよう。意外と底から10m程度しか巻き上げない人も多いが、青物は底からジグを追い上げて食ってくることも多いので最低でも20m程度は誘うといいだろう。

魚種別の動かし方

また、ジャークはヒラマサ狙いなら1ジャークに対してリールのハンドル1回転のワンピッチジャークが基本で、ブリ系の魚を狙うならハイピッチやスローピッチでも釣ることができる。

【九州エリア2019秋】最盛期のオフショアジギングのキホンを解説根に向かう引きはティップが海面に刺さるほど強烈(提供:週刊つりニュース西部版 岩室拓弥)

もちろんヒラマサも釣ることはできるが、ヒラマサにはワンピッチの方が相性は良い。 そして、青物がヒットしたら、ある程度強引にリールを巻き上げよう。

ブリ系の魚なら魚が抵抗したら走らせても問題ないが、ヒラマサの場合は根に向かって逃げるので、ヒットした直後に魚の好きなように走らせてしまうと根ズレによるラインブレイクを起こしてしまう。

ファイト~ランディングまで

大型がヒットした場合はあまり強引すぎると、それもラインブレイクの原因に繋がってしまうので、ラインが切られない程度までドラグを締めて、ハンドドラグでやり取りができるようになれば、大型がヒットしても根ズレによるラインブレイクを防げるようになる。

【九州エリア2019秋】最盛期のオフショアジギングのキホンを解説ランディングは最後まで気を抜かないこと(提供:週刊つりニュース西部版 岩室拓弥)

ある程度の所まで魚を浮かせることができたら根ズレの心配はなくなるので、後は落ち着いてやり取りをすればオーケー。魚が抵抗すれば走らせて、止まったら巻く。ラインテンションの抜けに気を付けながら魚との距離を縮めていこう。そして、最後の最後まで気を抜いてはいけない。

魚の姿が見える所まで距離を縮めると油断しがちになるが、最後まで激しい抵抗をするのが青物の特徴の1つ。海面に近づいてきた魚は船の下へと潜り込むように最後の抵抗を見せるが、このとき船体やペラにラインが擦れて切られてしまうということが少なくない。ロッドを立てすぎて上手く魚を制御できていないことが原因の1つとして挙げられるが、取り込み直前はロッドを下げてラインが船体などに擦れないよう対処して、ネットインまで気を抜かないようにしよう。

オフショアジギングに挑戦しよう

【九州エリア2019秋】最盛期のオフショアジギングのキホンを解説大物が待っているぞ(提供:週刊つりニュース西部版 岩室拓弥)

敷居が高いと感じてなかなか一歩が踏み出せない人も多いジギングだが、決してそんなことはない。最近では近場のエリアで手軽にジギングを楽しめる船も増えてきているので、興味のある人は、ぜひチャレンジして頂きたい。

<週刊つりニュース西部版 岩室拓弥 /TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2019年11月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。