10月に入って、熊本県内でもシーバスのランカー情報がたくさん上がってきていた。そこで2級河川を中心に、ランガンリバーシーバスゲームへ出掛けた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・山田秀樹)
熊本県リバーシバスゲーム
10月上旬の夜に急きょ、釣友とシーバス釣りに行くことになったのだが、どこも1級河川は人でいっぱいだった。特に釣れていると言われる河川は満員御礼である。
そこで比較的人の入りが少ないであろう2級河川を中心に、ランガンをして獲物を狙うことにした。私の住む宇土市側から一番海側の県道338号線を南に進み、八代海最大河川の球磨川に行くまでの間には、浅川、五丁川、砂川、氷川、鏡川、大鞘川、水無川などの中小河川が点在する。
土曜日の晩だけに、その中小河川も人でいっぱいの可能性も高く、「入れる場所があったら入ろうか?」と軽い気持ちで行った私たちは、浅川と五丁川は潮位の関係でパスして、砂川に着いた時に愕然とした。川の右岸、左岸共にアングラーの姿があったのだ。コレはヤバイなぁ。
氷川へエントリー
不安を胸に今では人気河川となった「氷川」に着いてみると、「アレ?誰も居ないじゃん!」潮位もかなり落ちていて、撃てる時間は少ないので急いでウェーダーに着替えて釣り場へ。
橋の常夜灯でできる川の明暗部を探っていくのだが、まずは明暗の明の部分に着水させ、そのまま明るい所をシャローミノーで引いて来ると無反応。
それならばと明暗部の境界線を引いてくるが、やはり無反応。
橋脚周りで70cm級シーバスヒット!
うーん、これならばどうだと、今度は立ち位置を変えて、あえて明暗の橋の下の暗の部分にキャスト。すると待望のヒット。
暗部をリトリーブしてきて、橋の橋脚部分にさしかかった時に釣れたのは70cm級。
潮目の明暗をシンキングペンシルで狙う
すると今度はミノーでは届かない所に潮目を発見。その潮目と橋の明暗のぶつかる所にシーバスがいるハズ。
そして取り出したのは飛距離が出て、表層を引いてこれる『シンキングペンシル』。それをフルキャストして潮目の先の明るい場所に着水させ、リトリーブしてきて橋の影の暗部に辿り着いた時に「ガガッ!」とヒット。
2尾目は50㎝超フッコサイズ
ヒットポイントが遠いのでロッドの力で一気に寄せてくると、楽に寄ってきた。「コレは小さいなぁ」とボヤキながら寄せてくると、何とそのシーバスに、もう1尾が追ってきていた(しかも追ってきた方が大きかった)。釣れたのは、先ほどよりも小さい50cm超のフッコだった。
釣り始めて30分ほどで2尾のシーバス。サイズは小さかったが、それでも土曜の夜の満員御礼の熊本河川で、釣りができただけでも楽しい釣行だった。
<週刊つりニュース西部版 APC・山田秀樹/TSURINEWS編>
氷川
場所:熊本県・氷川町