『市販』と『自作』仕掛けどっちがお得? 投げカレイ釣り仕掛けで検証

『市販』と『自作』仕掛けどっちがお得? 投げカレイ釣り仕掛けで検証

市販の投げカレイ仕掛けは、リーダーの先にスナップで接続すれば、あとはパッケージから引っ張り出すだけとお手軽だ。しかし圧倒的に便利な市販仕掛けだが、少々割高なのも事実である。今回は自作仕掛けのコストを算出し、どちらがお得か比べてみた。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・長谷川靖之)

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

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市販仕掛けのネックはコスト

大手量販釣具店に行くと、あらゆるジャンルの釣りにおいていわゆるワンタッチ式の市販仕掛けが販売されており、投げ釣りも例外ではない。ひと昔前の市販仕掛けには「強度が弱くて信頼できない」という先入観があったが、最近ではしっかりとした素材を使い、強度も十分に担保された信頼できるものが多くなっている。

それでも市販仕掛けのネックはコストだろう。釣りに行く頻度が高いベテランになるほど消耗品の負担額は大きくなるので、自作の仕掛けを作る人が多くなるようだ。

しかし自作の仕掛けは、本当に低コストで作ることができているのだろうか?そんな疑問を解消すべく、市販仕掛けと自作仕掛けのコストを比較してみた。

カレイ釣り自作仕掛けのコスト算出

市販仕掛けを購入する場合は、店頭売価がそのまま私たちのコスト負担額になるので一目瞭然である。ブラックボックスなのは自作仕掛けの方で、普段仕掛けを作る時に一つの仕掛けにいくらくらいコストが掛かっているかなど計算したことがない。そこで今回は投げ釣りのカレイ仕掛けを例に計算をしてみた。

『市販』と『自作』仕掛けどっちがお得? 投げカレイ釣り仕掛けで検証スタンダード仕掛け(作図:WEBライター・長谷川靖之)

上の図のようなスタンダードな投げカレイ仕掛けを作るのに必要な資材と相場価格は以下の通りである。

『市販』と『自作』仕掛けどっちがお得? 投げカレイ釣り仕掛けで検証原価表_2019年11月時点(作成:WEBライター・長谷川靖之)

モトスとハリスは、図の長さに仕上げようと思うと、カットして廃棄する部分もあるので、やや長めに設定している。合計すると、ハリ35.7円+モトス27.0円+ハリス5.1円+絡み防止パイプ9円+サルカン20円=96.8円となった。

カレイ釣りの場合、集魚効果を狙って蛍光玉や装飾性の高いアクセサリーを付ける人も多いが、そうなると上記の金額に数十円のコストが乗ってくることになる。

検証結果

市販仕掛けはピンキリだが平均すると、2組セット300円程度で販売されている。1組当たり約150円なので、市販仕掛けに比べて自作の仕掛けのコストは、約65%に抑えられているという計算になる。

作成にかかる時間、釣れた時の満足感など加味できなかった要素はいろいろあるが、この金額の差を皆さんは安いと思われるだろうか、高いと思われるだろうか?

『市販』と『自作』仕掛けどっちがお得? 投げカレイ釣り仕掛けで検証仕掛けの材料(提供:WEBライター・長谷川靖之)

入門にお勧め簡単な自作仕掛け

最後に、少しでもコストを抑えられるなら挑戦したいと思った方、あるいは興味はあったけれどなかなか手が出せずにいた方にお勧めの「自作仕掛け」を紹介したい。いたってシンプルなので、ぜひ参考にして挑戦してほしい。

これからシーズン本番を迎えるカレイ釣りの場合、最も仕掛け作りで大切な点は「絡みにくい仕掛けを作る」ことである。投げ釣りでは、フルキャストで100m以上先のポイントを狙うこともあり、オモリの飛行中に仕掛けが絡むことがある。

また他の釣りに比べて水中に仕掛けを置く時間が長くなるので、潮流の影響などで仕掛けが浮き上がり、これもまた絡みの原因になる。カレイはハリにエサが付いており、絡んでさえいなければ釣れる。それ以上の仕掛けのこだわりは、あくまでもこだわりの範囲と考えていいだろう。

『市販』と『自作』仕掛けどっちがお得? 投げカレイ釣り仕掛けで検証仕掛け例(提供:WEBライター・長谷川靖之)

これからか投げ釣りに入門される方に、私がお勧めするのは、短い一本バリ仕掛けだ。仕掛けは短ければ短いほど絡みが少なくなる。チヌやマダイを狙う場合は仕掛けが長いほど、自然にエサが漂って魚の警戒心を解くことができるが、カレイの場合は、仕掛けの長さは全く気にしなくても問題はない。

ジェットテンビンなどの半遊動式テンビンの先に、5~6号のハリスを30cmほど取って、その先にハリを結ぶだけでOKである。もちろん、コストも市販仕掛けに比べて各段に安く作ることができるだろう。

<長谷川靖之/TSURINEWS・WEBライター>