大物釣りの聖地「銭洲」では、秋の陣に突入。泳がせやルアーで多彩な釣果が上がっている。ジギングでは、40cmまでのアカハタが14尾、ムロアジの泳がせでは10kgまでのカンパチが3尾とどちらも好調だ!
(アイキャッチ画像提供:とび島丸)
とび島丸で銭洲遠征
静岡土肥出船のとび島丸では、遠征専用船2隻体制で銭洲ファンに快適な釣り環境を提供。10月20日(日)は2隻で出船。1隻は仕立でルアーメイン。別船はムロアジ泳がせでカンパチなどを狙った。
アカハタが好活性!
ルアー組はというと、ジギングで大型カンパチがヒットしたが、惜しくもラインブレイク。それでもアカハタが活発で30~40cm1~14尾。
また、シルエットの小さいジグにウメイロやアオダイ、ヒメダイなどが好反応。いい土産になり、3~15尾。
ジグはさまざまなタイプを用意しておいて、状況に合わせて使い分けるといい思いができるはず。特大のバラシもあったので、ラインシステムは完璧な状態で悔いの残らないように臨みたい。
ムロアジ泳がせで狙う別船では11.55kg頭にカンパチ0~2尾に9kgサワラや4.35kgツムブリなど。まだまだ、泳がせで良型狙いめ。
ムロアジ泳がせでカンパチを手中に
23日にはムロアジ泳がせで3.99~10.5kgカンパチ0~3尾。エサに使うムロアジが大きくなってきているのでハリは大きめの23~25号前後が好適。
銭洲の釣期は12月31日まで、今年のチャンスは残り2カ月弱、佳境を迎えた銭洲に夢が待っているぞ。
【遠征船の注意点】
銭洲へは遠征船を利用する。
釣行日が決まったら、船宿への連絡は1週間前からしておこう。また、前日までに出船の可否、集合時間などをあらかじめ確認しておく。
当日深夜に出船、17時ごろに帰港というタイムスケジュールが主流。時期にもよるが、エサの仕入れなどで出船が早まることもあるので要確認。
タックルや仕掛け、オモリ、ルアーなどは多めに予備を持っていくことが肝心。大型のハードケースなどに収納しておくといい。
ホテル並みに清潔に保たれたベッドや船室にカッパのまま入るのはご法度。着替えが必要になるので忘れずに用意すること。また、着替えやタオルなど濡らしたくないものを入れておくビニール袋などがあると便利。当然ライフジャケットは必携。
遠征船は長距離の航行を安全に行うため、通常の乗合船にはあまり搭載されていない堅牢な気密式のドアなどが搭載されているので、初めての場合は、設備の注意点などを確認しておくことを忘れずに。正しく使用しないとケガすることがあるので特に注意してほしい。
いざ、大物釣りのパラダイス「銭洲」へ。
<週刊つりニュース関東版 編集部 /TSURINEWS編>