issei海太郎シリーズから新たに登場するカカリ釣り専用ベイトロッド『ヌケガケ』の試釣のため、12月19日は一誠こと村上晴彦氏に同行し、愛知県・飛島の筏川河口から出船しているクロダイファクトリー銀正丸を訪れた。
ボートからクロダイの反応を伺ってみる……
カカリ釣り専用ベイトロッド・ヌケガケは、近年のベイトリールの進化に伴い、三重県鳥羽市にあるESAKICHIと一誠こと村上晴彦氏がタッグを組み、1号以下の軽いシンカーでもイカダから無理なく簡単にキャストでき、ダンゴ周辺をウロついている大型クロダイをダイレクトに攻めることが可能なロッドとして開発されたもの。
当日は午前8時すぎに筏川河口から出船。
まずは、中電の温排水周辺の壁面やパイル周りをボケやカメジャコのエサで探ったが、思っていたほど反応は返ってこない。
水温が下がる2~3月が大型クロダイの好期。
まだ水温が高めなのか、ポイントを数カ所回ったが目視できるクロダイの数は極単に少なかった。
そんななか、船長お勧めのミドリカラス貝に変更して壁面に打ち込んだ村上氏のロッドが大きく曲がった。
しばらくして姿を見せたのは、40cm弱の本命クロダイだ。
けれど、この後はアタリもなく、時間ばかりが経過していく。
もともとイカダからキャストしてボトムを引きずるような誘いでアタリを引き出す目的のロッドなので、壁面やパイル打ちでは本領発揮とはいかないか。
温排水ポイントへ移動。
そこで、ボトム狙いが可能な名古屋港内にある温排水ポイントへ移動。
このころから北西の風が強まり、ポイント到着時には10mほどの強風になっていた。
ここでは4投目にミドリカラス貝で45cm級のクロダイをゲット。
続いて『根魚玉5g+オリジナルフック/issei』にカメジャコのエサを付けてパイル付近にキャスト。
その後ボトムで誘いを掛けると、すぐに反応があり、30cmオーバーのキビレがヒット。
続いてエサをイワムシにしてボトムを誘うと、面白いように30cm級のキビレがヒット。
やっと本来の釣りができたようで、村上氏もひと安心といった感じだった。
今回、村上氏の釣りを見ていて、前アタリから本アタリまではっきりしたアタリを出してくれる『ヌケガケ』により、カカリ釣りの新しい魅力を発見できるかもしれないと感じた。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>