大阪湾各地の波止でタチウオの情報が飛び交い始めた。そこで、今シーズン3回目の波止タチウオ狙いで訪れたのは、大阪・堺港の沖波止である新波止。釣れ出しは遅かったものの、引き釣り中心に時合いを逃さず、久しぶりに満足の釣行となった。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)
リベンジの波止タチウオ
波止タチウオだが、実は今シーズン2回ほど行ってる。結果はどちらも貧果。釣れるには釣っているのだが、2尾程度の釣果だ。その2回とも状況としては夕方5時過ぎが満潮の潮止まりで、1番の時合いに潮が動かないと言う悪条件だった。今回は天気と潮を見つつ、前日までの釣果も見ての釣行だ。
当日の潮は中潮で満潮が午後8時半。迎えの船が午後8時なのでちょうどいいし、天気は曇りだ。
2種類のタックルを準備
午後3時の船で新波止に渡り、曇っているのでタチウオの食いだしが早いだろうと思い、早速仕掛けを組んでいく。
今回のタックルは2セットを用意した。
テンヤ引き釣り用
一つはテンヤでの引き釣り用。これはロッドがエメラルダスMX89M・EにリールはエメラルダスMX2508PE-DHとエギングタックルを転用。PEライン0.6号にテンヤはチャタータイプをチョイスした。
ウキ釣り用
もう一つはウキ釣り用で磯竿1.5号にリールは2500番クラス、道糸2号に市販の水平2本バリ仕掛けでエサはキビナゴを使った。
暗くなるまではテンヤ釣り
普段からタチウオを狙う時は、夕方の時合いが終わるまではテンヤでの釣り、暗くなってからは電気ウキで釣る感じだ。去年のイメージだと4時過ぎからアタリが出るのだが、今年はちょっと遅い感じで、6時前後になってからようやくアタリが出始めると言う情報だ。
それでも様子見で、底からゆっくりと探っていくが、当日も曇り空とはいえ明るいので反応はなし。しばし、時間が経つのを待って5時半頃から集中して釣り始めた。
内向きでファーストヒット!
当日は沖向きに向かっての追い風だったので、投げやすくいい感じだったが、海はというと…ベタ凪で潮が動いてない感じ。これはまた微妙だなあ…と思いつつ、投げては探っての繰り返し。ところが、暗くなってきてもアタリが全然ない…。
そこで風は正面からだが、海はざわざわしてるし潮も動いてるので内向きでやってみると、一投目から反応あり。まさか、いきなりアタリがあるとは思わず、ビックリして掛からなかったが、2投目にはキッチリ食ってきたのをアワせる事ができた。
30分間連チャンでヒット
カウント的には6~7なので、気持ち深いかなあ…という程度。このタナで30分ほど連チャンでアタり、合計6尾のキャッチに成功した。時合いが過ぎるとアタリも減ってしまうので、そのタイミングで電気ウキを投入する。タナは2ヒロ半の半遊動仕掛けだ。
この時点で7時くらいだったので、小一時間は電気ウキでやりつつテンヤも投げてみる。テンヤで完全に底まで落としてゆっくり巻いてくると、ガツンッと一発底の方で食ってきたのが、当日の最長寸97cm。1mまで3cm足りない立派なタチウオだった。