10月から外房のヒラメが、待望の広域解禁を迎えた。より広いポイントを探ることが可能になって、チャンス倍増だ。今回はキホン解説と、オススメ船宿を紹介しよう。
(アイキャッチ画像撮影:週刊つりニュース関東版 編集部)
9月下旬の釣況
外川や飯岡、片貝では部分解禁している。外川の源正丸では9月22日、3kg頭に1~5尾。21日はいい人ツ抜け。
飯岡の隆正丸では26日、2kg含みトップ13尾。
片貝の増栄丸では25日、2kg含み2~7尾。大原の春栄丸では22日、初挑戦の木村さんが貸し竿で1.1kgと1.4kgをゲット。どのエリアでも安定した釣果がでている。
タックル
釣り方
魚礁や根周りをピンポイントで狙う「ポイント釣り」と、船を流しながら広範囲を探る「横流し釣り」の2つがあり、時期や地域によって使い分ける。
タナの取り方などが変わるため、事前に船長に確認するといい。
エサの付け方
ポイントに近づき、船がスローダウンしたらエサの活イワシを素早く付けてスタンバイ。水温が高いこの時期はイワシが弱りやすいので細心の注意を。
船長の合図でイワシ、オモリの順に投入し、サミングしながら沈める。
タナ取り
着底したらイトフケを取り、イワシが底上0.5~1mを泳ぐようにイメージしてタナ取り。ステイトが0.8~1mと長めの場合は、オモリがトントンと底をたたくように調整する。
ほかにも濁り潮の時や低活性時は低め、澄み潮の時や高活性時は高めにタナ取りするのがセオリー。いずれの場合でも、イワシがどこを泳いでいるか考えながらコントロールするといい。
アタリを待つ時の竿は手持ちがベスト。こまめに底ダチを取り直せば、タナの変化に対応しやすく誘いにもつながる。
アタリ
アタリは竿がグッと曲げられる明確なものからモゾモゾ、コツコツとした小さいものまで多彩。この魚はイワシを数回に分けてくわえ込むので、早アワセは禁物。魚の引き込みに合わせてイトを送り込んだり、ゆっくり聞き上げたりして本アタリを待ち、大きく引き込まれたらアワせる。前アタリからヒットまでの駆け引きがこの釣りのだいご味だ。
取り込み
掛かったら竿を水平以上に保ち、テンションをキープしながら巻き上げる。取り込みはタモを使うのが無難。
気温が高い日は、魚が傷みやすいので、ハリを外したら早めにクーラーかイケスに入れ、鮮度よく持ち帰ろう。