9月3日(火)、残暑厳しいなか静岡県の青野川に出かけた。スプーン仕掛けとクランクで、ハゼを攻略。スプーンが巻き上げる砂埃に群がるハゼに大興奮。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 野中功二)
『ハゼスプーン』とは?
今回はスプーンとクランクで狙う。ハゼスプーン仕掛けは従来の天ビン仕掛けとは異なり、スプーンがオモリと集寄を兼ねる。市販のイト付きハリが使えるので手返しがいい。
ハリに付けるのは虫エサでもワームでもОKだ。
当日の状況
11時、河口で開始。天候は晴れ、中潮でちょうど干潮の時間帯。ハリに頭を少し切ったワームを付ける。スプーンは視認性のいい黄色。
キャストして、着底したら、底を感じながらスローリトリーブ。時折、ストップさせてアタリを待つというストップ&ゴーや、竿をサビく感じで引いてくるのが面白い。
水位が下がり、チェイス~バイトが目の前で確認しやすい状況。偏光サングラスは必需品。目を守る意味でも着用したい。
アタリ連発もフッキングせず
キャストしてストップ&ゴー。反応がなければ数歩動いてまた探る。または、投げる方向や距離を変えて足下までを引いてくる。キラキラと砂ボコリを上げるスプーンに群がる魚影を確認。ドキドキする瞬間。
地形の変化がある場所にさしかかり、サビいたスプーンを止めて待つと明確なアタリ。ブルブルブルと竿先が絞め込まれる。
連発するものの、なかなかフッキングしない。ワームのカラーを虫エサのようなナチュラル系に交換すると、これが的中し、良型が釣れだす。
即アワセはNG?
「虫エサはどうなのか?」と試したところ、1時間もしないうちにエサがなくなるほど連発したが、なかなかハリ掛かりしない。そのため、アタリがあってもすぐにアワせず、ひと呼吸おくと効果的だった。
クランクでハゼを狙う
水位が下がりきり、活性が上がってきたところにクランクを試す。
キャストしてリトリーブ。底にルアーのリップがぶつかり、ゴツゴツと底の感覚を確認しながらストップ&ゴー。
すぐにガガガガと竿先に力強いアタリが伝わってきた。ロッドを立ててラインがゆるまないように巻き取ると、アシストフックをくわえた本命。1時間で10~15cmを20尾前後。ルアーを追う小型が多かったので、これからがハイシーズン。
水位が上がってくるとハゼは散ってしまい釣りにくくなる。その時は水位が上がると遡上してきて狙いやすくなるメッキやセイゴをルアーで狙うと面白い。
秋の本格ソルトルアーシーズン到来。さまざまなルアーでいろいろな魚を釣ってみてはいかがだろうか。
<週刊つりニュース関東版 野中功二/TSURINEWS編>
青野川