9月7日(土)、東京都江東区と江戸川区の境を流れる旧中川にハゼ釣りに出かけた。15cmクラスの良型も目視でき、12cm頭に35尾。釣果は晩酌の肴にして二度楽しんだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)
旧中川でハゼ狙いの電車釣行
7時30分すぎ、都営新宿線の東大島駅に到着。駅の真下が釣り場。江戸川区側の小松川口から川に出ると、橋の周辺には大勢の釣り人の姿が見える。
遠浅のカケアガリ狙いでポツポツと釣れているが、型はまだ小さそう。しばらく様子見したあと、下流の中川大橋を渡り、江東区側のゴロタ帯がある深場のポイントに向かう。
過去に好釣りした駅と橋の中間ぐらいの地点にある護岸が引っ込んでいるところで竿を出すことにした。
当日のタックル
タックルは3.2mのカーボン製ハエ竿にミチイト0.6号を竿いっぱいに結ぶ。ハリはソデ3号でハリスは0.4号7cmをチチワ結びで接続。ウキは軸付きセル玉8mmをゴム管止めした下に中通しセル玉5mmを2個付け、板オモリですべてのウキがゆっくりと沈むように浮力を調整。水深に応じてトップのウキが水面下5~10cmの位置にあるようにする。
エサはハゼ釣りに実績のあるマルキユー「フィッシュワゲット」を使用。サイズはSSで、色は集魚効果のあるコーボイエローを選択。2粒ハリに通してハリ先を出す。
魚影濃くコンスタントに本命ゲット
ヘチはゴロタの石組で、ロープ杭の先が急深になっており、水深は1.5m前後。水色はクリアーで止水状態。砂泥質の水底には頭大の石が点在しているのが見える。その周りがポイント。
石の際にエサを投入すると、1投目から反応。なじんだウキがスーッと横に引かれる。少し間を置いて聞きアワせると、キュッと竿先が絞られ、グイグイと引き込まれる。
竿でいなして抜き上げると、12cmのきれいなマハゼが登場。大きな口を一文字に結んで、どんぐり眼をしたひょうきんな容姿は何とも愛らしい。
続けて10~11cmが3尾まで入れ掛かり。魚が集まっているようで、その後もウキがなじんだあとにでるアタリを取ると、ブルブルっときて、コンスタントに釣れ続く。型は10cm級が多く、この時期としては満足。
見釣りで狙う
9時を過ぎると真夏のような天気となり、魚の活性がさらに高まる。ロープ杭の手前の浅瀬にハゼが群れだす。そこで、この魚たちを見釣りで狙うことにする。エサをくわえた瞬間が勝負なので、ワゲットの食い込みをよくするため、あらかじめ水に漬けて軟らかくして使用。
ハゼの鼻先に落とすとよくエサを追い3~5投に1尾の割合で釣れる。15cm前後の良型の姿もあるが、警戒心が強いようで近くにエサを落としても見向きもしない。