8月25日(日)、ショウサイフグを狙い、茨城鹿島の不動丸で釣行。当日は、3連チャンなど大型のフグが好調で、リールが悲鳴を上げるほどだった。43cmを筆頭に船中、3~33尾と7割が30cm超えの良型で満足が行くものとなった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・西山忠昭)
不動丸でカットウ釣りへ
8月25日(日)、ショウサイフグを狙って、茨城鹿島の不動丸 から釣行した。4時30分に受け付けを済ませて、右舷トモ寄りに座る。5時ちょうど、17人を乗せた船は、菅原靖人船長の舵取りで出航。
北東風が少々強く吹いており、空は曇っている。港を出ると波が大きくなり、船が左右に大きく揺れることはあったが、20分ほど南下したところで釣り場に到着。
仕掛けの準備に取りかかり、開始の合図を待つ。何度か潮回りしていた船がピタリと止まり、開始の合図がでる。水深は24m前後だ。
波による上下動に苦戦
オモリ30号のカットウ仕掛けのエサバリに、出船時に配られたアオヤギを4~5個付けて投入する。「海底は平場で根掛かりはありません」のアナウンス。オモリ着底と同時にイトフケを取り、底から10cmほどタナを切ってシグナルを待つ。
波があるため、なかなかタナを一定に保てない。波で揺れる船の上下動に合わせて、竿先を上下させて、なんとか対応する。
しばらく船を流すが、船中で顔を見ることはなく2度ほど小移動。それでも船中アタリなしで、3度目の移動になる。
ポイントが決まり、仕掛けを下ろす。先ほどの釣り方を繰り返していると、フグらしいアタリがくる。
3度目の移動で良型顔見せ
竿先をあおってアワせると、完全にハリ掛かり。フグは大型らしく、小型のリールが時折、悲鳴を上げる。ついに、巻き上げ途中で使用不可となり、掛った魚を残念ながら逃がしてしまった。
右舷胴の間の阿部さんが船中第1号の良型を上げたので、記念に写真を1枚撮らせてもらう。
この流しではポツポツと本命が掛かり、しかもほとんどが30cm超えの良型だ。その後は、ポイントを変えるごとに好調で、島田さんは43cmの大型をゲット。リールを取り換えて再開した私も順調に釣り上げて数を伸ばす。
潮速い中でも追釣り
船は小移動を繰り返し、流すたびに船中ポツポツと上がるが、全員がつぎつぎゲットというようなことはない。しかし、うまく仕留めた人は結構な数になっている。
後半になると潮が速くなり、オマツリが多くなる。フグがエサを追い切れないのか掛からなくなって、中休み状態。
その後も潮の流れは速く釣りにくかったが、中休みは終わったのか、本命が掛かるようになる。私は3連チャンがあり、着々と釣果を伸ばすことができた。
船酔いでマグロ状態になっていた右舷大ドモの山田さんが、なんとか釣りを開始。初めての1尾を手にして大喜びしている。
当日の最終釣果
このような状況が最後まで続いて、11時半に沖上がり。私は31尾を釣り上げることができた。船中釣果は20~43cmが3尾~31尾。7割は30cm超えの良型だった。
この日は風波があったり潮の流れが速かったりで、思うような釣りはできなかったが、今後、潮がいい日に当たれば釣果は伸びると思われる。
<週刊つりニュース関東版 APC・西山忠昭/TSURINEWS編>
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