【東海エリア2019】陸っぱりハゼ釣り初心者入門 大型シーズン到来

【東海エリア2019】陸っぱりハゼ釣り初心者入門 大型シーズン到来

盆を過ぎると、猛暑のなかでもわずかながら秋の気配を感じることができる。そろそろ夏休みも終盤にさしかかると、ハゼの季節が到来だ。今回は簡単にハゼの釣り方と、釣った後のお楽しみである料理を紹介したい。

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釣りの後の楽しみ

さて、比較的イージーに釣果にありつけるハゼだが、その食味も最高ランクに位置する。ここではハゼの料理を紹介したい。

【東海エリア2019】陸っぱりハゼ釣り初心者入門 大型シーズン到来小出刃がさばきやすい(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ハゼの場合は魚自体が小さいため、万能包丁でもいいが小出刃の方が使いやすい。釣ってきたハゼをまずボウルに移し、粗塩をまぶしてもみ洗いし、ヌメリを取る。その後、ウロコと頭を落とし、ハラワタを出して下ごしらえは完了だ。

【東海エリア2019】陸っぱりハゼ釣り初心者入門 大型シーズン到来ウロコを取り、頭を落とし、ハラワタを出す(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

定番の天ぷら

ハゼ料理の定番中の定番といっていいだろう。できれば腹側から包丁を入れ、背中側まで入れて切り離さず、中骨をすき取って「開き」の状態にするのがベスト。ただ数が多くて面倒であれば、3枚下ろしでもいいし、骨が気にならないならそのままでもいい。

【東海エリア2019】陸っぱりハゼ釣り初心者入門 大型シーズン到来大きめのものは開きに(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

天ぷら粉を水でといてハゼをくぐらせ、180度の油で色がつくまで揚げる。絶対のお勧めは揚げたてを食べること。ほくほくの身がたまらない。

【東海エリア2019】陸っぱりハゼ釣り初心者入門 大型シーズン到来180度前後の油でじっくり揚げる(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

また天ぷら粉ではなく、小麦粉や片栗粉などをまぶして揚げると、唐揚げになる。骨が気になる人は二度揚げするといいだろう。

これは好みによるが、天ぷらには天つゆか塩、唐揚げは塩かマヨネーズをかける。

【東海エリア2019】陸っぱりハゼ釣り初心者入門 大型シーズン到来おかずにも、酒のつまみにも最適(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ちょっとひと手間で中華風あんかけ

唐揚げしたハゼに中華風のあんをかけると、また違った風味が楽しめる。フライパンで玉ねぎ、にんじん、ピーマンなど好みの野菜を炒め、火が通ったら野菜が浸るぐらいの水を入れる。

そこへ中華スープの素を入れ、塩コショウ、しょう油で味つけしたら香り付けにごま油を少量。さらに水溶き片栗粉を入れ、とろみが出たら揚げたハゼにかける。衣がしんなりしたハゼは、揚げたてとはまた違った食感を楽しめる。

【東海エリア2019】陸っぱりハゼ釣り初心者入門 大型シーズン到来あんかけは好みの野菜で(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

焼き干し

これは関西に古くから伝わる風習で、秋に釣ったハゼを焼き干しにし、それを正月のお雑煮のダシに使うといったもの。下ごしらえしたハゼを素焼きにし、干物カゴに入れて数日間干す。焼き加減は少し焦げ目がつくぐらいが目安だ。表面がカリカリになるまで干せば完成。

これで取ったダシは風味豊かで、どんな料理にも使える。長期保存する場合は冷凍庫に入れておこう。

【東海エリア2019】陸っぱりハゼ釣り初心者入門 大型シーズン到来風味豊かなダシが取れる(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

お盆を過ぎても暑さには注意

お盆をすぎても、日中はまだまだ酷暑が続く。飲料と氷は十分に用意しておこう。ハゼ釣りだからと小さなクーラーではなく、できれば20L以上のクーラーを用意しておくと便利だ。魚の保管だけでなく、飲料も冷やしておけるし。濡れタオルなど氷に当てておくと、熱中症になったときに役立つ。

また帽子はキャップタイプより、麦わら帽子などツバの大きめのものがお勧め。もちろんライフジャケットの着用は必須だ。

【東海エリア2019】陸っぱりハゼ釣り初心者入門 大型シーズン到来釣って食べて晩夏の味を楽しもう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年8月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。