8月下旬、忙しい合間をぬって、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)の山下健二郎さんが「ヤマハマリンクラブ・シースタイル」を利用して、神奈川県の葉山マリーナから初操船の釣行へ。湘南の海を疾走して、キャスティングシイラに挑戦した。
(アイキャッチ画像撮影:週刊つりニュース関東版 佐藤)
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葉山マリーナにてボートレンタル
当日は朝8時半に葉山マリーナに集合。車から表れた三代目JSBの山下健二郎さんの顔は、釣りができる喜びで輝いている。自身がプライベートで活動している「釣り部」のメンバー伊藤千秋さんとともに、はやる気持ちを抑えてまずは釣行の準備を。
そして、「ヤマハマリンクラブ・シースタイル」でボートをレンタルするための受付を。山下さんは、簡単な受付だけですぐにボートを借りられる手軽さに驚いている様子。
当日のレンタルボートは「F.A.S.T23」
当日は、会員向け動画サービス「LDH TV」のカメラクルーも同行。受け付けのあとロッドを手に桟橋へ。レンタルしたボートは「F.A.S.T23」。
広くフラットな釣りスペースと、クラストップレベルの収納容量、機能的なデッキレイアウトと、座ったままでも釣りが楽しめる低めのブルワーク。さらに、ポイントまでの距離を感じさせない俊敏な走りと優れた風流れ抑止性能など、フィッシングステージとしての機能が満載。
点検のあとエンジン始動。船舶免許取得後、初めて操船する緊張感、さらに初ターゲットとの出会いに対するドキドキ感のなか、ロープを解いて桟橋を離れる。
キャスティングゲームのタックル
当日はボートの上からルアーをキャスティングしてシイラを狙う。ナブラや鳥山を探し出し、そこへルアーをキャストするのだが、ボートが必要以上に近づきすぎると魚の群れも散ってしまうため、ある程度の飛距離が必要となってくる。
江ノ島沖目指していざ出艇
まず、江ノ島沖に向かい潮目を探すが、なかなか見つからない。航行にはまったく問題ないが、予報に反して、少し東風が吹いて海面はさざ波立つ。
全員が目を凝らすがダメ。そこで、佐島沖に進路をとる。数隻のプレジャーボートや漁船が見える海域に到着。すると、うっすら帯のような潮目が見える。しかし、流れ藻や浮遊物はなく、魚探を見ても反応なし。
ここまで約2時間、一度もキャストできないクルージングが続く。山下さんは「ヤバいですね。早く投げたいのに」とポツリ。正午近くなると風は止んで海は鏡のようになる。望みをかけ、葉山沖へ戻ることにした。
キャスティングシイラゲーム開始!
滑るように走っていると、突然目の前で「モコッ」と小さく水面が盛り上がった。これを見逃さない動体視力はさすが。
周囲の安全を確認して操舵席からミヨシへ移動。ジグをキャストすると、すぐヒット。しかも「ダブルで掛かってます」と叫ぶ。
残念ながら、取り込む前に1尾外れてしまったが、待望のシイラをゲット。小型ながらうれしいファーストフィッシュ。取り込んだ瞬間、5、6cmのイワシを数尾吐き出した。すると、海上の様子が一変。休んでいたウミドリの大群が飛び交いはじめ、海面にはベイトのボイルがあちこちでひん発。生命感あふれる展開に、全員アドレナリンが放出する。
高活性でアドレナリン全開
トリヤマに向かって急行。ピチピチと小魚が跳ね、空からはトリが、水面直下では何尾ものシイラが泳ぎ回る。その先にルアーを投げ入れると、50~60cm級が猛チェイスして連続ヒット。
なかには80cmオーバーの良型が悠然と姿を見せるが、これはルアーを見切ってしまう。このあと、1時間ほど高活性が続いてベタナギの海をランガン。シイラを追釣したほか、カツオっぽい魚が背ビレを見せてベイトを捕食するシーンもあって、アドレナリン全開のうちに沖上がりの時間。