夏のイカダ（筏）シーバスゲームのすすめ　足場良く360度ポイント！

ソルトルアー ショア

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沖イカダで挑戦

8月2日、熊本・上天草・樋島にある昭丸（あきまる）を利用して沖のイカダへと渡してもらう、同行者は後輩の島田さん。

早速、イカダに着いてタックルのセッティング。今回のタックルは、エギングタックルを流用したもので、ロッドがロンギヌス8.3ft、リールはバイオマスターC3000、ラインはPE0.6号、リーダーは3号。ルアーはシュガーペンシル90のシンキング、カラーはキビナゴシルバー。

船長からの事前情報ではまだまだイワシが回って来ておらず、シーバスのボイルすらないとのこと。不安が頭をよぎりながらも釣り開始！まずは浮かぶブイやイケスぎりぎりにキャストして探りを入れるが、反応がない。

「朝イチのタイミングで出ないならヤバい。」ならばとレンジを少し深く入れるためにジグヘッド＋ワームに変更。イケス周りをダートで誘うと、居着きでイケスの影に隠れてたシーバスがチェイス！だが食い気ゼロだ。チェイスもゆっくりでフラ～っという感じで「こりゃ～起爆剤待ちだな。」

この起爆剤と言うのが1番はイワシの群れ。が、回って来ていない前情報だと厳しいが、下げの潮になり若干水温が下がればという期待を込め別の釣りにシフト。いろんな魚が狙えるのもイカダ釣りの魅力だ！ルアーだけ自作タイラバに替え、マダイ狙い。イケスがない側にキャストすると、潮の感じはいい。

イワシの海遊が無い中・・・

島田さんには12～3時の方向に投げてもらい、私は12～9時の方向にキャスト。すると島田さんのキャスト2投目、「ジィーッ！」前アタリなしの引ったくりのバイトだ。一瞬、青物かと思わせるバイトに、人生2回目のショアラバ体験の島田さんはアタフタ。横からアドバイスをしドラグ調整をする。

「デカいんやない？前アタリあった？ゴッゴッって感じ。」「いやないです。回収かな～って時にいきなり来ました。」そんなやり取りをしながら上がって来たのは「お～デカい。イカダで釣ったなら文句無し（マダイ）60cmオーバー！」水面に横になったのを確認して余裕のタモ入れ。興奮と満面の笑みがあふれる島田さん。

「よかな～、オレも。」と11時の方向を丁寧に探っていると底から切り離した直後にバイト。「ん、こりゃカサゴ（アラカブ）だ。」マダイとは違ってただただ重いだけで上がってきたのはやはりカサゴだ。が、デカい、25cmサイズの良型だ。

その後もカサゴを1尾追加し、次は足元を探るとまたも底を切り離した直後にバイト。だが今度は首を降る。「マダイなら25～30cm、チャリコ（小型マダイ）かな～、あら！」上がって来たのはマゴチだった。ほんの少し釣り方を変えるだけでこれだけの釣果。

足場の良くファミリーにもおすすめ

今回シーバスには出会えなかったが、この記事が発売されてるころにはイワシが回りだし、シーバスのボイルが見れてルアーに好反応してくるはず。ぜひ、友人や家族、カップルでイカダから狙うシーバスに釣行してみては。もちろん、サビキでアジも狙えるし、アジの活きエサでヒラメも狙える。

＜週刊つりニュース西部版 APC・日髙隆行／TSURINEWS編＞