秋の陸っぱりエギングでアオリイカと出会う4つの方法 狙うは400g

秋の陸っぱりエギングでアオリイカと出会う4つの方法 狙うは400g

お盆の声が聞こえ始めると、私のホームグラウンドとしている兵庫県の神戸~明石・淡路島エリアでは、新子と呼ばれるアオリイカの子どもたちの姿が漁港内で見られるようになる。そこで、今回は波止エギングでアオリイカを見つける4つの方法を紹介していきたい。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部)

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秋イカを見つける4つの方法

秋イカを見つけるため必須な4つのこと。

1.墨跡を探す

秋の陸っぱりエギングでアオリイカと出会う4つの方法 狙うは400g墨跡を見つけよう(提供:WEBライター・辻原伸弥)

アオリイカを釣ると、勢いよく墨を吐く。春時期に釣れる大型のイカは、水面で何回か墨を吐かせると陸に上げてからはそう墨を吐かないが、墨を吐く水管の大きさからか、小型のイカのほうが吐き出す回数が多くなる傾向がある。イカの釣れるポイントを見つけるならこの墨跡を探すのが一番の近道だろう。

2.偏光レンズで水中を観察

個人的にエギングの場合、偏光レンズ越しの水中の風景を特に観察している。ショアから狙う場合、沖から足元付近に近付くとともに浅くカケアガリとなっている。ファーストブレイク、セカンドブレイクと深さが変化する付近のシモリや岩場をまずは見つける努力を怠らないようにする。

3.海流の向きを観察

そんな変化を発見できれば、次は海流の向きを観察する。ここでもやはり変更グラスを持っていれば、水面を流れるゴミなどの浮遊物でも潮流の向きを確認できるだろう。

少し高度な観察となれば、水質の濁り具合を観察すること。潮が止まっている場合は、岩場や透明度が高いエリアなら海底まで鮮明に見えるが、潮が動き始めると、靄が掛かったように見えづらく濁り始める。どの向きのどのエリアが潮流の干渉が強いかを観察していけば、濁った中でも目立ちやすいエギカラーを選択することの他、そのポイントへ到達できるエギのサイズ、重さを算出するのにも役立つのだ。

4.潮上へキャスト

潮流を受ける反対側、影となるエリアにアオリイカは隠れることが多い。ついついダイレクトに狙いがちになるが、必ず潮上へとキャストし、潮下へと丁寧にセオリー通りに狙うのが大切となる。小さなことだが、他のイカにプレッシャーを与えず次のヒットや数釣りに繋がる。

シモリや岩場の有無、潮流の向き、それに墨跡があれば、初めてのポイントでもイカは釣れたも同然!釣りたい気持ちをまずは落ち着かせ、周りをよく観察することから始めたい。

釣り場環境も大事に

イカの墨跡を、そのままにするエギンガーが多いみたいだが、「ポイントはココですよ!」と後続者に教えてあげているようなもの。そんな心広い人の優しさも釣り人的に大切にしたいが、近年イカの墨跡が少なからずや原因で釣り禁止となる現状も否めない。いつまでもエギングが楽しめるように!墨跡を海水で洗い流す余裕が必要だ。墨跡問題だけでなく、禁漁期間が設定されたエリアもあるので、事前によく調べ、マナーを守って釣り場を守りたい。

<辻原伸弥/TSURINEWS・WEBライター>