昨今人気急上昇中の『スーパーライトジギング(SLJ)』。メーカーからも様々な専用ロッドが発売されているため、その使い分けに悩む人も多いのでは?そこで、今回はスピニングロッドとベイトロッドそれぞれの特性や使い分けを実釣検証!7月22日、ロッドメーカー・オリムピックで広報を担当する藤原さんと、SLJのメッカ三重県伊勢志摩にてイサギジギングを開発したONE-STEPに乗船した。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・平塚悠介)
幅広い層狙うならスピニングタックル
次はスピニングタックルの実釣検証だが、今回は同船者でオリムピック製品を愛用している西口さんが「ぜひ使ってみたい」と申し出てくれたので、お願いすることに。オリムピックのSLJ専用ロッドを持ってみた西口さんの感想は「グリップの長さがちょうどよく、手回ししやすい」とのこと。
早速、スピニングロッドで実釣開始。船は25m前後の浅いポイントに移動していた。
ベイトでのバーチカルな釣りとは反対に、船の流れていく方向に遠投し、上~中層からリフト&フォールで下層まで探っていく。キャスティングのしやすいスピニングなら、着水地点から足元までリフト&フォールさせていくことで、幅広い層を探ることができる。
ハマチにマダイにイサギ!
そして早速ヒット!走るわ走るわで、上がってきたのはハマチクラスの青物。その後すぐに底付近でヒットし、アカハタが。さらに良型マダイと三連発!
青物はやや上層、マダイは中層、アカハタは底付近と幅広い層でのヒットがあり、キャスティングで広範囲を探れるスピニングロッドの強みが発揮された。
終盤にはスピニングでイサギもヒット!この日は食いが悪かったイサギだが、お目にかかれて一安心。
検証結果
伊勢志摩スーパーライトジギングは、浅場でイサギを中心に様々な魚種が狙えるのが魅力。そういった状況では、キャスティングで幅広い層を探れるスピニングロッドに有利な結果に。
一方で、アカハタ、オオモンハタといった高級根魚も見逃せない。それらを効率よく釣りたいならベイトロッドの使用がお勧めだ。
また、今回はSLJのメッカ・伊勢志摩での検証となったが、SLJはエリアごとに特色があり、潮の流れや水深があるようなエリアならばベイトロッドがメインとなる場合もあることを覚えておいてほしい。
つまり、浅場を狙うことが多い伊勢志摩SLJではスピニングロッドに若干の分があり。ただし、高級根魚を中心に狙うならベイトロッドが有効というわけだ。