7月14日(日)〜海の日の15日(祝)にかけて釣友と福井は越前茱崎へ旬を迎えたマイカ(ケンサキイカ)をイカメタルで狙いに赴いた。越前海岸沿いを走る国道305号線は、漁火街道とも呼ばれ、海上では漁火が煌々と灯されている。夏の風物詩に心癒されながら茱崎漁港を目指した。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・shinchan)
ディープオーシャンでマイカメタルへ
お世話になるのは茱崎で人気の船宿「ディープオーシャン」。この季節は半夜便と深夜便の2便体制で出船しており、当日は深夜便での釣りとなった。
半夜便を終えた船を茱崎漁港で迎えると何とクーラー満杯の爆釣。イカの群れが浮いてきて目視できるほどとの事。半夜便の釣果を目の当たりにしてこのままの勢いが続くことを祈りながら23時30分に出船。この地域の船宿はポイントまで近いのが特徴で出船から約10分で到着だ。
釣り座は私が左舷前から2番目で釣友のSちゃんは3番目。
ベタ底シェイクパターンでヒット!
水深は45mで最初は15号の鉛スッテにドロッパーをセットした2段仕掛けのメタルティップランでべた底からシャクリあげて誘ってみる。ちょうど潮止まりのタイミングのなか右舷側でポツリポツリとヒットするが左舷側はまだアタらない。
船長から「同じタナばかり攻めるのではなくアタらなかったらピックアップして落とし直す事」が重要とのアナウンスを受けた。メタルティップランでは定番の誘い方だ。しばらくすると釣友のSちゃんにヒット。
私もべた底のシェイクパターンからようやくヒット。そして直ぐに落とし直すと連続ヒットしかもWの感触。しかし心踊った次の瞬間強烈なヒキに変わって軽くなった。上げてみると大型のエソに食われ見るも無残な姿になったイカの姿。
今シーズンはあちらこちらで折角釣ったイカをエソに食われる話を聞いていたが、まさに自分でも体験してしまうとは思いもよらず、呆然してしまった。
月夜のせいで低活性?
気を取り直してメタルティップランを繰り返すがどうも反応が悪い。メタルティップランは、以前『イカメタルの『乗せ』と『掛け』の違いを解説 釣果3桁も夢ではない?』の記事でもご紹介したがイカに早いスッテの動きを見せて追わせて、止めた瞬間に掛けるアップテンポの釣りのことだ。
しかし中々アタリが出ずその横で釣友のSちゃんは乗せのイカメタルでスローに誘ってポツリポツリではあるが数を伸ばしている。試しにアタリ棚でロングステイしてみるとイカからのファーストコンタクトがあり数回の空合わせの後ヒット。
予想通り、ガッツリ抱くのではなく触腕かかり。
空を見上げると曇り空で月が見え隠れしてきた。月夜のイカ釣りは活性が低くなる事はイカ釣り師の常識。
乗せのイカメタルで追い釣り
その後もメタルティップランを続けるが、実釣残り2時間を切った所で乗せ調子のロッドで乗せのイカメタルに切り替える。
これが功を奏したのか、スローに誘いテンションフォールからのロングステイでヒットが続いた。それでもエソや月夜の影響か依然触腕がかりが多く明らかに活性が低い。
後半になるとようやくタナが安定してきたようで、水深17~18mでアタリが続き数を伸ばしていく。Sちゃんは探見丸を駆使し、アタリタナを探り的確に釣っているようだ。
私はフォールレバーを使ってテンションフォールを繰り返し、少しづつ数を伸ばしていくき、明け方になると少し活性が上がるも、あえなく納竿の時間となった。