兵庫・柴山沖のシロイカがアツい!柴山港から出船している第三豊洋丸では1人平均40匹ほどの釣果が出ており、いい日には1人70~80匹(しかも大型交じり)という好調果が!シロイカは港から20分ほどの範囲で手軽に釣れ、スッテ、イカメタルなどで狙えるそう。今回はそんな穴場スポット?柴山沖でのシロイカ狙いを紹介したい。
柴山沖の概要
柴山沖とは、兵庫県美方郡香美町にある柴山港からすぐのポイント。柴山港は松葉ガニで有名な漁港で、シーズンには観光で訪れる人も多い。兵庫県下の重要な水産基地であり、釣り人にとっても港からすぐの場所で大マダイ、ブリ、ヒラマサ、良型イサギ、シロイカなどが狙える好釣り場。
京阪神からやや離れているが船宿も多く、優良穴場スポットだ。
シロイカ釣果情報
第三豊洋丸の釣果だが、7月3日に森さんらが半夜便で出船し、豊後スッテ、イカメタルで胴長15~43cmを230匹という釣果。大型、中型が多く交じり、1人あたり30~48匹といった具合。
また、同月1日には鶴田さんらが豊後スッテ、イカメタル、オモリグで15~42cmを505匹と爆釣。サオ頭で80匹、イカ釣り初挑戦の人も30匹超を釣り上げ、船中は大盛況だった様子。
ポイントについて
現在、シロイカが群れている場所はまちまちで、色々なポイントを回って追いかけているそうだが、基本的には港からすぐ近く、約20分の範囲でサオ出ししている。
ポイントの水深は深くても40mまでだ。
タックル紹介
以下では柴山沖での連スッテ、イカメタルそれぞれのタックルを紹介。
連スッテ
連スッテで釣る場合は、「豊後(ぶんご)スッテ」がお勧めだ。豊後スッテとは、福井・若狭地方などのイカ釣りでかなり人気の仕掛け。各釣具店で品切れすることもあるが、第三豊洋丸では早めの申し込みでこのスッテを用意してくれるサービスもあるぞ。
スッテのタックルだが、サオは船ザオの先調子(オモリ負荷30号)、ミチイトはPE0.8~1号を用意しよう。
イカメタル
イカメタルの場合は、サオはイカメタル用ロッド、ミチイトはPE0.6~1号。
スッテの重さは12~20号が基本だが、潮が速い時のため30号まで用意しておこう。柴山沖でイカメタルをする場合、多くの釣り人は通常時と、潮が速い時用にタックルを2セット用意してくるそうだ。
釣りパターンや今後の動向
現在はイカの乗り出しが遅く、20時30分くらいから釣れ始めることが多いそう。また、今年は積極的に誘いをかけた人のほうが釣果に恵まれているとのことで、「待ちの釣り」は分が悪いようだ。
今後の動向としては、例年ではシロイカ狙いは9月いっぱいまで続く。ピークは7月中だが、台風などで状況が変わらなければ安定して釣れ続くだろう。
<平塚悠介/TSURINEWS・関西編集部>