底物狙いで1kg級イシガキダイ 潮流れず苦戦【静岡県・土肥】

底物狙いで1kg級イシガキダイ 潮流れず苦戦【静岡県・土肥】

6月18日(火)、静岡土肥のとび島丸より、渡船で、釣友の加藤さんと二人でイシダイ狙いで出かけた。

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とび島丸で高島へ

4時半に船宿で受け付けを済ませてから、宇久須港に到着。5時に4人で出船。15分ほど走って、最初に2人を麦根に下ろす。

この二人は小下田の磯は初めてらしく、渡礁前に船上で船長が親切ていねいにポイントについてレクチャー。

そのあとは、船は高島に向かって南下。船上にて最近の状況を聞くと、「4月下旬から5月まではイシダイは絶好調。型がよくて、なかには、一人で5尾釣った人もいたが、最近は、底潮が冷たくなったせいか、やや低調気味」と教えてくれた。

底物狙いで1kg級イシガキダイ 潮流れず苦戦【静岡県・土肥】中の島・高島マップ(作成:関東編集部)

私は、ここ最近、三浦半島でアオリイカ釣りを楽しんでいたが、状況はまったく同じで、「海は繋がっているんだなあ。黒潮の流路なども関係しているのかなあ?」と思っていると高島に到着。

加藤さんは、沖向き右側に、私は中央の高場から竿を出す。

底物狙いで1kg級イシガキダイ 潮流れず苦戦【静岡県・土肥】じっくりと腰を落ち着け挑む(提供:関東編集部)

1kg級のイシガキダイ

底物狙いで1kg級イシガキダイ 潮流れず苦戦【静岡県・土肥】1kgクラスのイシガキ(提供:関東編集部)

左から右へとかなり速い潮がさしている。数投目にカンカンと石物特有のアタリがあったかと思うと、ギューンと穂先が入った。すかさずアワせると、ズシンと手応え。「乗ったあ」と叫ぶも痛恨のスッポ抜け。

すると、数分後に加藤さんが1kg級のイシガキダイを取り込む。

「よし、きょうはいいぞ」とつぶやくが、すぐ潮が止まってしまい、朝イチと比べものにならない冷たい潮がいすわってしまった。万事休す、エサも取られず、時間だけがすぎていき、15時に沖上がり。

一方、麦根の2人に状況を聞くと、こちらは終日、左から右へとトロトロと流れる潮が来ていて、エサ取りのアタリも多く、イシガキダイを数尾釣ったがすべてリリースしたとのことで、近いうちに、また来てみようと思いつつ、帰路についた。

<週刊つりニュース関東版 APC・間宮 隆/TSURINEWS編>

▼この釣船について
とび島丸
この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年6月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。