『スマートフィッシュファインダー』×『探見丸』をイカメタルで検証

『スマートフィッシュファインダー』×『探見丸』をイカメタルで検証

自分の釣り座で魚探を見ながらタナを探ることができる探見丸システム。確かに便利だが、これを使うには船に探見丸の親機が装備されていないと意味がない。そこで、ワカサギ釣りなどで使用する、スマートフィッシュファインダーとの組み合わせでどれくらい反応が分かるのかを試してみた。

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エギング&イカメタル ソルトルアー

カカリ釣りのイカメタルで検証

場所は日本海、京都・網野沖での実験。浅茂川漁港から出船する丸田丸。残念ながら、探見丸搭載船ではないのだが、イカメタルでのシロイカ狙いでは実績のある船だ。

丸田丸のイカメタルはイカリを打ってのカカリ釣り。イカがどの層に回遊してくるかをいち早く知って、効率よく釣りたいとの思いから、普段、ワカサギ釣りなどで試しているスマートフィッシュファインダー(以下、フィッシュファインダー)を使ってみた。もちろん、船に付いている魚探との緩衝の具合もあるので、まずは船長に了承を得る。

『スマートフィッシュファインダー』×『探見丸』をイカメタルで検証スマートフィッシュファインダー(撮影:TSURINEWS編集部・松村)

通信設定は子機で楽ちん

フィッシュファインダーは振動子(音波を出してその途中にある物体を探す機器)の役目を果たす小さな船に単三電池を2本入れる。防水のフタをしっかりとネジで留め、水面に浮かべると通電して上部のLEDランプが点滅する。点滅している状態がとらえた情報を無線で飛ばしている状況だ。

『スマートフィッシュファインダー』×『探見丸』をイカメタルで検証赤の点滅が通信中の証拠(撮影:TSURINEWS編集部・松村)

さて、フィッシュファインダーと探見丸は通信が楽に行える。探見丸のスイッチをオンすると、スタート画面に「船釣り」と「Fish Finder」の項目があるので、十字キーで「Fish Finder」を選択。

『スマートフィッシュファインダー』×『探見丸』をイカメタルで検証用途選択は2種類(撮影:TSURINEWS編集部・松村)

すると、「Fish Finder」と「子機使用状況」の2つの項目が表示される。「Fish Finder」は水面に浮かべているフィッシュファインダーとの通信の設定。「子機使用状況」は、使用するフィッシュファインダーに対して、探見丸子機を何台通信するか…を設定するパートだ。

今回は探見丸の子機は1台なので「単独」をチョイス。

『スマートフィッシュファインダー』×『探見丸』をイカメタルで検証何台の子機で見るかで数が決まる(撮影:TSURINEWS編集部・松村)

「Fish Finder」をチョイスすると次に「OFF」とその下に数値が現れる。この数値が水面に浮かべているフィッシュファインダーの機種番号で、これを選べば探見丸子機とフィッシュファインダーが通信を始める。ちなみに「OFF」を選べばもちろん、通信しない…ということ。

『スマートフィッシュファインダー』×『探見丸』をイカメタルで検証フィッシュファインダーの番号を選ぶ(撮影:TSURINEWS編集部・松村)

ちょっと画像は粗いが…

実際の画面を見ると、探見丸親機搭載船での画像よりは少し粗い感じはするが、水深はばっちり正解。中層に映るベイトの群れも分かる。ここで、ベイト反応の少し下で止めて誘うと一発でシロイカが乗ってきた。

『スマートフィッシュファインダー』×『探見丸』をイカメタルで検証中層に反応が出た(撮影:TSURINEWS編集部・松村)

ちなみに、時間の経過とともにベイトが上ずってきた状況がこの画面↓

『スマートフィッシュファインダー』×『探見丸』をイカメタルで検証表層にベイトが上ずる(撮影:TSURINEWS編集部・松村)

表層から20mくらいまでベイトだらけ。こんな時はベイトの層を直撃せず、少し下で釣るのが◎。と、まあ、こんなことが分かるのも探見丸で反応が確認できたからですな!

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