6月10日、私の生まれ育ったふるさとの川、兵庫県の北但馬を流れる矢田川へアユ釣りに行ってきました。
長須エリアへ
地元オトリ店でオトリを入手し、店主お勧めの長須エリアヘ車を走らせると、すでに二人の釣り人がサオを出しています。空きポイントを探して上流部の岩盤エリアヘと移動すると、昨シーズン居た3匹のコイが久しぶりの帰省を歓迎してくれました。
オトリに鼻カンを通して、左岸の大岩の脇からゆっくりと扇状に流芯に送り込んで間もなく、目印に爽快なアタリが出ます。「きたぁ~!」一気に下流へとソリッド穂先を引き込みナイス・ファイトを見せてくれたのは、16cmほどの若アユ。そして、2匹目がすぐに掛かります。
幸先のいい釣りスタートに気をよくし、段々瀬の小ポイントからも連発ヒット。何とかオトリになりそうな12cmサイズも交じります。
霞かかった山々も少しずつご機嫌を取り戻し、時折雲の切れ間から太陽がのぞくようになりました。思わずやる気になって、引き釣り1本勝負でアユを挑発します。目印が下流に「スパッ!」と引き込まれるたびに至福の時を味わいながら、約2時間でツ抜け達成です。
狙い通りのヒットに感激
ここで右岸へと川を切って、2分流の流れの岩盤の白泡際にオトリをループ投入し、流芯にねじ込みます。少し引き上げてサオを60度ぐらいの角度にすると自動的にオバセがかかり、それと同時にオトリが2、3度追われて、シナリオ通りのミラクル・ヒット!0.08号の複合メタルラインが威力を発揮してくれます。
帰宅時間が迫ってきます。あと30分少々…。探っていないポイントで満足のラストの1匹を掛けて午後1時過ぎに納竿とし、家族分には多すぎる23匹の釣果となりました。次回の釣行は下流域での海産アユに挑戦したいと思っています。次回の釣行が楽しみです。
矢田川は魅力満載
矢田川は、5か所ある「サオ釣り専用区」が拡大され、駐車スペースも十分あり、車も河川敷まで乗り入れられるように配慮されていました。
ショッピングなどは、海産物のハタハタ、カレイ、キスなどが有名で、最寄りの「道の駅」などで購入可能。下流域には「香住温泉」、上流部は「村岡温泉」などの疲れを癒す温泉施設もあり、満足度をさらに倍増してくれることでしょう。
<森雨魚/TSURINEWS/WEBライター>
矢田川漁協