そろそろ本格的に釣れだしていいはずなのに、いまひとつの釣果となっている神奈川西湘の各海岸の投げキス。小田原の山王海岸や小八幡海岸で釣果は上がっているが、おもに冬場の釣り場なので、魚がまだ浅場に入ってきていないのだろうか?
国府津海岸で投げ釣り
5月21日(火)~23日(木)は雨とシケで、海中をかき回してくれればいいのだが…。26日(日)、国府津海岸に釣行した。
海況の回復が気になるところだが、前回のエサが残っているので、「それを使い切るまでは」と、自分に言い聞かせ短時間、竿をだす。
当日の状況と仕掛け
数日前からワカシが釣れているので、早朝は投げる場所がないと思い、現地には6時前に到着。浜におりてみると、やはり満員御礼だったので、少し後ろで空くのを待つ。
すると、スロープと、のんき食堂の中間点にスペースができたので、そこに釣り座を構えた。
仕掛けは、L型天ビン固定の25号に、ハリ6号4本バリ。潮が少し濁っていたので、チモトにピンクの夜光玉を付けた。エサは、前回残った東京スナメ。生きてはいるが色が変色している。でも、キスに限っては「腐っても東京」と言うくらいなのでとろけていなければ問題ない。
6色で本命シロギス18㎝
第1投を6色へ投入し、イトフケを取っていると、すぐに竿先を引き込まれ、18cmのシロギスが釣れてきた。
「チャンスを逃すまい」と、魚をはずして、2投目を同距離に投入。アタったが、ハリ掛かりしなかった。巻き上げた仕掛けは、一番上のエサが引っ張られており、魚が食ったのは確かなようだ。
同距離で4点パーフェクト
3投目も同じ距離を狙う。少し待ってアタリがないのを確認してからスローで引いてくると、5色目がリールに入ったところでブルルルーと良型を確信するアタリ。そのままステイさせてみると、2度、3度と連続して引きが伝わってくる。
巻き上げに入ってもかなり重量感があり、一瞬「キスではない?」と疑ってみたが、少し強いウネリに魚を取られないよう、最後の引き波を利用して巻き上げた仕掛けには、なんと15~22cmまで4点パーフェクト。まさに鯉のぼり状態だ。
これに気をよくし、6~4色をゆっくり探ると、アタリは徐々に減ってしまった。単発になってしまい、予定通り2時間後の8時過ぎに、持参したエサがなくなり、気温もだいぶ暑くなったので、納竿。
最終釣果
当日の釣果は7尾。
青物は、自分が釣りをしていた時間内では、釣果もナブラも確認できなかったが、地元の人によれば、日の出前後の早朝に少し上がったらしい。
<週刊つりニュース関東版 APC・諸伏健一郎/TSURINEWS編>
国府津海岸