初夏。麦の収穫期に旬を迎える「麦わらイサギ」が、日の岬沖で順調に釣れ始めた。おいしいイサギが釣りたくて(食べたくて)6月4日、和歌山・湯浅から出船のなぎ丸に乗った。
当日最長37cm登場!
11時前から下り潮(串本方面へ流れる)にかわりアタリが遠くなったが、それが速くなるとまたアタリ復活。潮の向きよりも潮が流れることがいいのだろうか?
少しアタリが途切れると「底から2、3mでやって」と船長からのアナウンス。仕掛けを底まで落とし、それから3m上げて待つといきなりガツンッ、ギュンッと穂先が舞い込む大きなアタリが出た。ハリス切れを懸念してサオの角度を仰角に構え、慎重に巻き上げるとひときわ大きい魚体が見えた。
タモですくって取り込み、メジャーを当てると37cm。体高のある、見事なイサギだった。大型イサギはこんなに引くのか…と驚いた。
最終釣果
12時に沖上がりで私の釣果はイサギ34匹(26~37cm)、サバ2匹、ソウダガツオ1匹だった。
この日は10人での乗船だったからゆっくり釣れたが、それでも潮が速いときにはオマツリもあった。しかし、船長がてきぱきとさばいてくれたから事なきを得て、皆さんそれぞれに重くなったクーラーを持って笑顔で下船することができた。
<大西満/TSURINEWS・WEBライター>
なぎ丸