東京湾テンヤマダコ釣りキホンおさらい マダコハイシーズン突入!

東京湾テンヤマダコ釣りキホンおさらい マダコハイシーズン突入!

関東エリアのマダコ釣りがハイシーズンに突入。特に6月から8月にかけ、積極的にエサを追う様になり、数釣りが楽しめる様になってくる。今回、マダコの仕掛けやアワセなど釣り方と、関東のおすすめ船宿3選を紹介する。

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船釣り エサ釣り

マダコの釣況

東京湾浦安の吉野屋では1日から出船を開始。初日は土曜で、2隻出しの大盛況で開幕。3.7kgや3.6kgなどを含みトップ5尾が3人。翌2日は3.1kgを頭にトップ9尾。

鶴見潮見橋の新明丸は6月10日から出船開始。金沢八景の一之瀬丸では6月4日、2kgを頭に0~5尾。3日は2.1kgほか0~4尾と安定している。

相模湾では、磯や堤防周り、またカジメなどの海藻帯などを狙う。どこもポイントまで近いので移動時間が少なく短時間でも十分に楽しめる。茅ヶ崎出船のちがさき丸が今後、出船予定。

東京湾テンヤマダコ釣りキホンおさらい マダコハイシーズン突入!東京湾産マダコ!(浦安・吉野屋)

マダコ釣りの仕掛け

ワタリガニやイシガニの甲羅に、斜め十字にしっかりと木綿糸でテンヤに縛る。根周りなどを攻めるので、少しぶつかっただけでエサが外れてしまうようではダメ。手で多少動かしてもがっちりと固定されていることが大前提。

東京湾テンヤマダコ釣りキホンおさらい マダコハイシーズン突入!タックル例

集寄

紅白のビニールヒモや金銀のアルミテープなどが一般的。水中の抵抗が増すのでフォールスピードや感度が落ち、付けすぎると逆効果になることもあるので注意。アクセサリー用のビーズを使って自作するのも面白い。

集寄がなくてもマダコは乗ってくるので「シンプルな道具立てこそがだいご味」という人は無理に付けることはない。

小突き方

基本はテンヤが底を離れないように行う。指に掛けたイトを10cmほどの幅で小突いてテンヤを動かす。この時、微妙な乗りが分かるように力を抜くことが大事。つまむようにイトを持って誘うのも有効。小突きをどれだけ頑張ったかで釣果は変わる。たとえ乗りが渋くても最後まであきらめずに手を動かすことが大切。

アワセ方

タコがエサに乗ると、指に重みが伝わる。反応をキャッチしたら、イトを張って聞き上げる。ここで濡れたタオルが掛かったような感触があったら、乗ったと思っていい。

タコは足先だけ絡めてくる場合があるので、早アワセはNG。確率よく乗せるため、乗りを感じたらひと呼吸おき、しっかりとテンヤに抱きつかせることがキモ。

違和感が強くなり、引っ張られる感触が伝わってきたら、イトをつかむ利き手を海面に向けて送り込み、体を前に倒してから大アワセを入れる。乗ったら、スムーズにたぐっていく。

テンヤバリはカエシがないので、イトがたるまないよう一定の速度で行う。基本的にはそのまま抜き上げる。大型が乗った感触があれば、タモ取りを頼もう。

東京湾テンヤマダコ釣りキホンおさらい マダコハイシーズン突入!アワセは大きく力強く!(金沢八景・一之瀬丸)

マダコ釣りの必需品

釣り上げたマダコは、ネットに入れて、海水を張ったオケへ。ファスナー付きの洗濯用ネットが便利。少しでも隙間が空いていると、知らぬうちに脱走していることがあるので、しっかりと口を縛る。暑い時期なので氷は多く用意したい。

東京湾テンヤマダコ釣りキホンおさらい マダコハイシーズン突入!タコの脱走に注意!(浦安・吉野屋)

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年6月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。