和歌山・紀北の紀ノ川河口左岸に位置する青岸では、タチウオがぼつぼつと釣れ始めている。そこで、6月5日の早朝の時合いを狙って、現地へワインドで釣行してみた。
TSURINEWS編集部
青岸テトラ帯でワインド釣行
まだ、群れが小さく数釣りはできないが、釣れれば小型は少なく、ほとんどが90cmクラスの、抱卵した乗っ込みの良型タチウオが掛かってくる。
紀ノ川河口の左岸に延びている、白灯台の波止の根元の埋め立て地の駐車スペースに着いたのが午前3時過ぎ。ポツポツと、小雨が降っているが風は弱そうだ。早速レインウエアを着込み、タックルを持って、タチウオの実績場である白灯台の波止の先端へ向かった。
青岸付け根の駐車スペース当日の仕掛けと釣り方
河口向きテトラ帯にいくと、平日だが早くも数人のルアーマンがワインドでタチウオを狙って、ロッドをシャクッていた。私も空きスペースでタックルをセット。
実績場のテトラ帯ジグヘッド5/8ozに、パワーシャツド5inch（パールホワイト）の頭をカットしてから装着。
できるだけ遠投し、カウントダウンさせてボトムを取ってから、ゆっくりとシャクり始めた。しばらくシャクり続けたが、まだバイトがない。
小雨がポツポツと降り続いているが、風が弱く海上は穏やかだ。4時を過ぎ、もうすぐ夜明けの時間になった。そろそろタチウオの活性が上がってきて、バイトが出始める時間だ。気合いを入れて、ワクワクしながらシャクり続けたが、なかなかその時間は訪れない。
手前の中層で90cm級タチウオ！
空が雲で覆われ、夜明けが遅れている。4時30分を過ぎ、やっと夜が明け始めた。潮は上がってきていた。
バイトはまだか…と思いながらシャクッていると、岸から10m沖の中層で、突然ドスンとバイトした。
大きくアワセを入れると、ロッドに重量感が乗る。リールを巻き、ゆっくりと寄せ始めると、グングンと心地いい引きが伝わる。数度の締め込みを味わい、キャッチしたのが90cmクラスの、指4本幅の抱卵したタチウオ。
2匹目はボトムでバイト！
気をよくしてシャクリ続けるが、しばらく沈黙が続いた。やがて、ライトの光が要らないくらいに明るくなり、「単発で終わりか」と思いながら、シャクッていた4時50分ごろ。投入してボトムを取ってからシャクり始めると、またドスンとボトムでバイトした。
アワせると、またまたロッドに重量感が乗る。数度の締め込みを味わって、2匹目も90cmクラスのタチウオをキャッチした。バイトは少ないが、掛かれば良型がヒットしてくる。
2匹目キャッチ！
