5月15日、前日は大雨のため河川は濁っていると思ったが、自分の目で確認したく三重県桑名市の木曽川へ向かった。
下げ潮からウェーディング
現地到着後、河川をのぞくと濁りはなく、透き通った水だった。水面には大量のハクがいる。私は主に下げ潮からウェーディングしてターゲットを狙うのだが、ここ数日は全く魚の反応を得られずにいた。
今回もキャストを繰り返し行うが、やっぱり反応がない。気がつけば辺りは真っ暗になっていた。それだけ集中してキャストを繰り返していた自分にも驚いたが、「今日は釣るぞ!」とやる気がわいていたため、諦めずに集中できた。
河川一面にハクの群れ
なかなか反応が得られなかったが、少しずつ水面がザワザワしてきた。ライトを照らすと河川一面にハク(ボラの稚魚)がいる。こんな状況を見たら、心臓がバクバクになるのが当たり前だ。
キャストをするたびにターゲットが食らいついてくるんじゃないかと、1投1投リトリーブスピードを調整しながら集中して探っていく。
ルアーを表層、中層、ボトムの順にカウントを取りながらのただ巻き。また、小刻みにリフト&フォールを入れながらリトリーブする。
美しいクロダイキャッチ
するとドカンと食いついた。
アワセを入れると深場へと逃げ込むように突っ走る。シーバス特有のエラ洗いがなかったため、この時点でクロダイだと確信した。ゆっくりと丁寧に寄せると銀色に輝くボディー、美しいきれいなクロダイだった。
私の通っている木曽川では、だいたい5月前半からシーバス、クロダイ、マゴチが釣れ始めるが、今年は少し遅い気がした。
木曽川今後の展望
これから魚たちはドンドン活性が上がっていくため、また木曽川へ通う日々が始まるだろう。木曽川ではこの時期からウナギ釣りのアングラーをはじめ、エサ釣りやルアー釣りの釣り人で、平日でもにぎわっていることが多い。そのため場所取りするには、早めに出かけるのが良さそうだ。
<週刊つりニュース中部版 APC・高畑光邦/TSURINEWS編>
三重県桑名市・木曽川