全国的に有名な兵庫県明石のマダコ。美味しさの秘訣は潮の速さ。今回は、市場で高値で取引される明石ダコを船から狙う釣りを紹介したい。疑似餌(エギ・スッテ)とテンヤの比較検証は必見!
実釣レポート
5月26日、兵庫・明石浦漁港から出船の釣り船福三郎に乗って、開幕後の船マダコの様子を取材してきた。モデルはTSURINEWS・WEBライターの相嶋良さん。
当日は、エギ&スッテ用とテンヤ用の両タックルを持参してもらった。
エギ・スッテ用タックル
タコ専用ロッド1.8mにジギング用リール。ラインはPE3号。仕掛けはマルシン漁具のエギ・Let’s Ride3.5号と4号、オモリに船タコスッテ専用シンカー50号、集寄に船タコビラKINGを使用。
テンヤ用タックル
ジギング用ロッド5ozにジギング用リール。PE4号。テンヤはマルシン漁具の竹タコ掛無双針50号を使用。集寄に船タコビラKINGを使用。
当日のマダコポイント
出船は午前6時。帰港は昼過ぎの予定。明石のマダコポイントの水深は5~50mで、浅い所から狙っていき、徐々に深場へと移動していく。この時期は、浅い所で500gや1kgなどの大型が交じり、深い所では100~300gの新子が数釣れる。
まずはテンヤで挑戦
相嶋さんは左舷トモに釣り座をとり、まずはテンヤで挑戦。エサはイワシに鳥の皮を巻いたもの。
しばらくサオを出すが、タコの反応はあまりない。それまでに右舷トモの人に600g級がヒットするなどしたが、基本的に朝方は静かな状況が続いた。
エギ&スッテで新子ゲット
そして8時ごろ、相嶋さんはエギ&スッテの組み合わせに変更。マルシン漁具のLet’s Ride(イエロー)と同メーカーの新作・TAKOにスッテ(グリーン)を装着し、見事ヒット! 100g超の新子だったが、初タコにニンマリの相嶋さん。
当日は700gが最大クラス
それからは徐々に深場に移動しつつ、水深30m前後で200~600gがポツポツとヒットしていった。この日、テンヤはあまりアタらず、エギ&スッテにヒット多め。
9時を過ぎてからはゆっくりとした潮の流れが持続し、タコが釣れるペースも上がってきた。昼過ぎには相嶋さんに700g級の良型が!この日の最大クラスに喜びもひとしおだった。
その後は午後1時30分ごろに帰港。相嶋さんの釣果は8匹で、すべてエギ&スッテにヒット。テンヤでの釣果は、船中でポツリポツリといった具合。「この日のカラーは黄色がよくアタったかな」と相嶋さん。高級マダコをお土産に気分上々で港を後にした。