10連休と釣り好きにはとてもありがたい連休に入った4月29日、世間では平成最後と締めくくる話題が盛り上がっているが、私も平成最後の渓流釣りを満喫しようと、奈良県・十津川村の渓へ出掛けることにした。
支流旭川へエントリー
連休ということで多少の混雑は覚悟して午前3時30分に出発、国道168号で十津川村へ向かった。山間部へ入りうっすらと明るくなってくると、山肌には新緑の木々。何ともきれいでこの時期ならではの景色だ。
気持ちよく車を走らせるが、やはり普段より行き交う車の数が多い。どの川筋に入ろうかぎりぎりまで悩んだが、何となく人が少なそうな十津川本流の支流になる旭川へ向かってみることにした。
人が多ければ他の場所へ行こうと思いなから少し上流まで行くが、運よく他の釣り人を見かけなかったので、お気に入りの入川ポイントから釣り上がることにした。
当日のタックルとルアー
時計を見ると6時前、簡単に朝食を済ませてウェーダーに着がえ、タックルの準備をすることにした。今回のタックルはトラウト用ロッド5ft3inchにナイロンの4lbを巻いた1000番のスピニングリールをセット。
最初に選んだルアーは、シンキングミノー5cm。カラーは暖かくなってきたこともあり、昆虫を意識してチャート系を選んだ。
23cm天然アマゴ!
水位が低いのが気になるが、夕方から雨の予報。少し早まってもうれしい感じだ。まずは入川したポイントにある、少し水深のある淵を下流から上流へアップキャストで探ってみることにする。
よさそうなポイントなので流れ込みの手前にある大岩の周りから探ってみると、アマゴらしき魚影がチェイスするのが見えた。
2投目、大岩を越して流れ込みの白泡の中へルアーをアプローチ。アクションを入れて巻いてくると、水中でギラッと光って心地いい引きが伝わってきた。強い引きにドキドキしながら無事にランディングしたのは、23cmと体高があり朱点がとてもきれいな十津川村の天然のアマゴだ。
しばらくそのきれいな姿に見とれてしまうが、今回はやり取りを楽しむだけなので写真を撮りリリースした。
幸先のいいヒットに気をよくしてさらに同じポイントで立ち位置をかえて探ってみるが、これには反応が出ない。やる気のあるアマゴを狙おうとあまり粘らず釣り上がることにした。
サイズダウンするも追釣り
その後も少しチェイスはあるものの、なかなかヒットまで持ち込めないが、しばらくして水深のあるよさそうなポイントが出てきた。アマゴが付いていそうな条件にピタリとはまり、先ほどより少しサイズダウンするがとてもきれいなアマゴがヒット。静かな渓流で最高の時間だ。
さらに上流へ釣り上がっていくとキャンプ場があり、ゴールデンウイークということで沢山のテントが張られて賑わっている感じだ。こういったキャンプ場なら渓流釣りとキャンプを両立できそうなので、また機会があったら楽しんでみたい。
更に上流へ釣り上がると、いつもなら水深のある淵に出た。渇水で随分浅くて小さな淵になっているが、このポイントでは小さなアマゴのチェイスがあり、同じポイントで2匹がヒットするなど楽しめた。