釣行後に余ったイソメを冷蔵庫に保存している人は多いのではないだろうか?しかし食品と同じところに釣り餌を置くのは抵抗があるし、家族の同意も得られない…。じゃあ冷蔵庫じゃないところで保存すればいいんじゃないか!ということで、青イソメを水槽で飼育してみた。第2回をお届けします。
前回の反省
前回は、タッパーにただ水を入れ、青イソメを飼育して全滅させてしまった。
今回は、水を入れただけでは、エアレーションなしでは窒息してしまうという前回の反省を踏まえてエアレーションを導入。
さあ、始めよう青イソメ飼育season2!
用意するもの
・水槽の代用として使用する深めのタッパー
・投げ込み式フィルター
・淡水魚飼育用の砂
・海水の素
・参考文献 安倍肯治 1995『ザ・海の無脊椎動物」誠文堂新光社
飼育する準備として、青イソメのことを知ろうと色々と文献を探してみたがゴカイ類の飼育に関する書籍は見つけることができなかった。上記に挙げた参考文献も、サンゴやエビなどの鑑賞して楽しむことができる生き物しか掲載されていない。
他は専門的な書籍ばかりで、素人にはとてもじゃないが手が出せない。
もう自己流で行くしかない!
飼育にチャレンジ
飼育1日目
深めなタッパーに淡水魚飼育用の砂、海水の元、カルキ抜きをした水および投げ込み式のフィルターをセット。
汽水域に生息している生き物なので、海水の素は規定量の半分ほどを投入することにする。
こんなに適当でいいんだろうか…。
水にイソメを入れると、みな裏返しになって全く動かなくなってしまった。死んでしまうのかと思われたが、10分ほど経つと起き上がりモゾモゾ動き出した。
砂の中に潜るのかと思ったが、1匹も潜らない。もしや砂が硬いのだろうか?
とりあえずは元気に動き回っているのでしばらく様子を見ることにしよう。
飼育2日目
昨日は活発に動いていたのにあまり動かなくなった。
体の色も白っぽく変化したような気がする。脈を打っている体液が赤く透けて見える。尻から長細くフワフワしたものが出ている。フンだろうか?
わからないことだらけである。白くなってるのは大丈夫なのだろうか。少し心配だ。
飼育3日目
砂に潜ることができたようだ。頭だけだが、みんな砂に潜っている。
体の色はますます白くなってきている。カエルや昆虫のように環境に合わせて色が変わったりするのだろうか?
飼育6日目
外が暗く(20時過ぎくらい)なると動きがとても活発になる。体を大きくくねらせて水中を進む姿がたまらなくキモい。
水槽のフィルターにまでイソメが入り込んでしまっている。どうしよう。
しかし前回と違い今回は、動きはとても活発だ。これは結構長生きするのでは?
飼育7日目
水が茶色く濁ってきた。フィルターもかなり汚れが目立つので換水をした。水は汲みおいて海水の素を入れたものを使用。
掃除も終わり、青イソメたちの様子を確認すると、今のところ死んでしまったものはいないよう。でも気になるのは白くなっていること。
お腹のところが白くなっている個体が。まさか病気だろうか。